第22話

No. TWENT-ONE
2,326
2021/03/22 15:00
あなた「よっしゃ、元気!行ってきます!!」

歩華/甚爾「行ってらっしゃい」

私は二人の頬に口付けをして、家を出た。









その後すぐに、お兄ちゃんから電話が来た。緑のボタンを右にスライドさせて、耳に当てた。

五条『本当に!大丈夫か!?!』

耳にキーンって鳴って、すぐに離したけど。

あなた『大丈夫だよ。心配してくれてありがと』






五条『……無理してるだろ』

あなた『うっ…』

実は、体が物凄く重い。でも、任務をあまり放棄するのはダメだし、報告とか色々しないといけないから、体に鞭を打って任務地に向かってるんだよねぇ。
それを、すぐに見破る?聞き破る?お兄ちゃんは、凄いと思う。

五条『あなた…?』

あなた『でも、本当に大丈夫だから。あ!そうそう。お兄ちゃんに見てほしい人が居るんだけど』

私はあからさまに話を逸らした。でも、見てほしい人が居るのは本当のことだもん!

五条『話逸らすんじゃねぇよ。んで、もしかして、赤髪の奴か?』

あなた『そうだよ。あったことあるんだね。術式あった?』





五条『無かった。ただ、見えるってだけだ』

やっぱりそうだよね。視える人は狙われやすいからなぁ。だって、見えるってことは相手からも見られてるんだと思うんだよね。

あなた『…呪霊対策を教えてあげてほしいんだけど、嫌?』











五条『嫌っていうか、俺は難しいな。術式ねぇから多分傑の方が適任なんじゃね?』






あなた『じゃあ、夏油さんにお願いしてもらっても良い?』

五条『聞いてみるわ』

確かに、お兄ちゃんは術式を使う方が早いしね。夏油さんは術式的に体術も使うことがあると思うし、その方がいいね。

五条『てか、なんでソイツに肩入れしてんの?』











あなた『いやぁ。ただ単に、任務が少しでも減れば良いなぁって思ってるからさ。だって、視えてる人は狙われやすいでしょ?』






五条『でも、仕事が増えたけどな』

あなた『それは…本末転倒だった……』


そうじゃん。任務が、仕事が少しでも減ればいいのにって思ってんのに、逆に私が増やしてどうするんだよ!

五条『ま!言っとくな』

あなた『うん、ありがと。じゃあね』































ピッという音と共に、通話を終了した。


































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今回、電話だけだったw。

最強の片割れさんは、名前だけの登場!

喫煙少女さんは、まあ、うん。ね?

ヒロアカもハイキュー!!もまだ出てないw。

頑張るね!

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