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桃 「 ストーカー みたいなん 事 して ごめんな 。話したい 事 あんねん 」
さっき すずちゃんに 言われた ばかり やのに
「 私 は 、話す事 ないから 、」
桃 「 え 、待ってや … !」
「 ごめん 本間 、私 疲れとるねん 一人 に させてや 」
桃 「 … 」
小瀧くん の 話 何て 聞かず 早歩き で 帰った。
本間 は さっき 居ってくれた 事が 嬉しかった。
やのに … もう 、小瀧くん と 話せへんのかな
嫌やな 。
初めて 行った あの日 。
キス されて 嬉しかった。
もう 一度 小瀧くん と キス を したい。
「 はぁ 、好きやったなぁ … っ、」
ポロポロ と 溢れ出す 涙 。
泣くぐらい なら 最初 から 出会わなきゃ よかった
あのまま 白いドア の 奥 を 進まな ければ。
思い返しては 後悔 の 繰り返し 。
思い返しては 涙 が もっと 溢れ出す。
思い返すのは 全部 小瀧くん との 事 ばかり
どうして 、好き に なってもうたんやろ 。
この日 から 私 は 本格的 に 仕事 に 集中 する ため に あの お店 にも 行かなくなった 。
もちろん 小瀧くん とも もう 1年 も 会っていない
そんな ある日 の 事。
会社の人
「 茉白! お前 あてに 封筒 来とるー 」
「 あっ 、はい!有難う御座います 」
何やろ?
___ 茉白 あなた 様
″″ 茉白 様 へ 。
ご無沙汰しております 。
お元気に して いますか?こちらは 相変わらず です 。
今度 日曜日 に お店 で パーティ を 開催 致します 。
宜しければ お越しください 。
場所 : Healing House - Rainbow - .
日時 : 10 / 12 ( 日 ) 6:30 ~ 10:00
ご来店お待ちしております 。
___ 濱田 ヨリ 。″″
濱田 さん … ?
あ 、あの お店か 。
忘れとった 、12 日 って 今週 の 日曜日 やん 。
んー 、行こっかな … 。
この お店 Healing House - Rainbow -って 言うんや 。
" 癒しの館 " って 意味 やんね。
Rainbow は 虹色?
癒し やから 虹色 何かな?
まぁ取り敢えず 今度 の 日曜 行ってみよ … 。
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紫 「 小瀧 茉白様 にも 送っておきましたよ 」
桃 「 おおきに 。来てくれるとええなぁ … 」
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。