藤井 side
何で 俺が あなたちゃん を 岩 で 頭 を 打たな いけへんのか 。
それは …
ある人 に 言われたから
その ある人 とは
? 「 りゅ-せっ! 」
青 「 すず … 」
藤沢 すず
この子 に 言われたから
青 「 何でそんな事せな あかんの 」
スズ 「 何でって 、あの女 望 の 事 取るから うっとおしいし 」
青 「 はぁ、 そんな 事 言うて 捨てたんは お前 やろ? 」
スズ 「 っ、それは 。色々 あったから! ええから、あの女 殺して 、分かった? 」
青 「 無理や 」
最初 は ずっと 断ってた だけど アイツ 何故か 色々 知っとる から
あなたちゃん 殺さな 俺 の 彼女 殺す 言うて
そんなんで 釣られた 俺も 悪いんやけど
あの人 本間 に する 人 やから 、断れんかった。
もしも 俺の 彼女 に 何か されたら 。
もしや 殺されたら 、って 考えたら 無理やった
青 「 っ … 分かった 。」
スズ 「 ふふっ、あーと♡ 」
そもそも 、何で すず と 俺 が こんなに 仲がええかと 言うと
ある日 、
雨 が 降っていた 時 コンビニ に 買い出し を しに行くと 一人 の 女性 が 傘 も 持たず 公園 の ベンチ に 座り 涙 を 流していた 。
それが すず と 初めて 会った 時 。
涙 を 流していた 時 は 何て 綺麗 な 人 なんや って 思っとった 。
青 「 お姉さん 、そんな 所 に 居ったら 風邪 引くで 」
スズ 「 誰? 貴方 、」
青 「 ただの 通り縋り 人 や 」
スズ 「 そ 。… 私ね 、付き合ってた 人 が 居ったの 。その人 と 出来た 子供 やって 居た 。」
その人 は いきなり 自分 の 事 を 喋り だした。
スズ 「 やけど 、その 赤ちゃん 産まずに 降ろしてん … 。それを 彼氏 に 言うたら まあ怒られてね 。当たり前なんやけど 、それで 私 遊び とか 平気 で する人 やから この前 遊んだ人 と ヤッてもうて 出来た 子供 が 居るねん 。」
何か 、話聞いてる 限り この人 とは あまり 関わりたくない 。そう 思った 。
しかも 、何言うてるか あまり 分からへんし
青 「 おん 」
スズ 「 愛しても ない 人 と ヤッた 子供 は この間 産んでん … 本間 私 、最低や 。…っ 」
そう 言って 再び 泣き出した 。
じゃあ 何で 遊んでるんや って 話やけどな 。
彼氏 サン の 事 本間に 好きなら 遊ばんやろ
青 「 彼氏 サン の 事 、好き? 」
スズ 「 当たり前やん っ! 好きやねん 、本間に 、めちゃくちゃ 好きやっ 、」
青 「 せやったら 早う 彼氏 の 所 戻りや 」
スズ 「 っ 、今 その 事 が バレて 別れて きてん 。」
別れて きたって 自分 から 振ったんかな?
でも とにかく この人 俺が ほっといたら ずっと 此処に 座っとるんやろな 。
どないしよ 。
青 「 はぁ 、俺ん家 来る? 」
スズ 「 えぇ? 」
青 「 俺 家 あるんやけど そこには ずーっと 住んでへんのやけど 俺ん家 貸したるから そこ 住む? 」
スズ 「 でも っ … … じゃあ 、お言葉 に 甘えて ? 」
上目遣い … 。
わざと らしいなぁ ?
彼氏 サン よう こんな 女 と 付き合えたなぁ
俺 無理 やわ 笑 あざと過ぎやもん
青 「 どうぞ 」
スズ 「 わぁ 、綺麗 な 部屋やね 」
青 「 まぁ 、此処最近 ずっと 住んで なかったからな じゃ 、俺は 此処で 。好きに 住んでええから 」
スズ 「 えっ? お兄さん は? 」
青 「 いや俺もう 、ここ 住んで へんから 」
スズ 「 あっ、へ? そうなんや 、? じゃあ 何処に … ? 」
青 「 仕事場 。」
スズ 「 そ、うなんや … じゃあ ここ … 」
青 「 好きに使って 。俺もう 行かないと やから じゃあな 」
スズ 「 あっ、うん! 有難う ! 」
そして あの 女 が 住み初めて 5ヶ月
久しぶり に 家に 覗きに 行くと
普通 に その人 の 家 なんやないか と 思うぐらい 普通 に 住んでいた 。
スズ 「 あ、お兄さん 、!」
青 「 あぁ 、どうしてる かな 思って それと 名前 聞いてへんかったし 」
スズ 「 なるほどね 、私 の 名前 は 藤沢 すず やで 」
青 「 おっけ 」
スズ 「 お兄さんは? 」
青 「 藤井 流星 」
スズ 「 じゃあ 、流星って呼ぶね!よろしく! 」
青 「 おん 」
名前 を 聞いてから 何も せず に 仕事場 に 戻った 。
…
これが 俺と すず が 出会った 話。
出会った 時は 大人し かったんやけどな
変わってもうたんやな 。
今 やって ほら 、
スズ 「 ふんふ ~ ん 」
殺せ って 言われて 分かった って 言うて あんな 喜ぶ って 神経 どうしたん?
本間 に 変わってもうたんやな 、
何か 怖いわ 。
それで パーティー 当日 あなたちゃん の 腕 を 引っ張り 口を 塞いで
目も 見えへんように して 、
そこら辺 に あった 岩 で 頭 を 打った 。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。