第4話

屋上へ…
2,335
2018/05/05 01:29
私は急いで屋上へ向かった。
そこには佐野くんらしき人がダンスを踊っていた。
あなた

さっ、佐野。
佐野くん??

イヤホンしてるから絶対聞こえてない。
どうしよう?佐野くんの前に回るべき?肩をたたくべき?
佐野玲於
佐野玲於
あなた何?なんか用あんの?
あなた

きっ、気づいてたんだね。
先生が呼んでこい。って…

私たちはダンス部で、部長と副部長の関係。私が部長で佐野くんが副部長。
もうすぐ佐野くんが部長になるんだけどね。ちなみに隼くんもダンス部。
佐野玲於
佐野玲於
俺は居ませんでしたって言っといて。
あなた

でも…

佐野玲於
佐野玲於
もう二度と練習付き合わないよ?
あなた

わっ。わかったよ。

佐野くんは1年生の頃、私がダンス初心者でダンス部入って、沢山ダンスを教えてくれた大切な人。
毎日2人で残って練習した。佐野くんのおかげですごく上達した。
 _________________________________________________________________________________
あなた

先生。佐野くんいませんでした。

先生
今日もサボりか。
まぁ、明日はくるだろう。
先生
あなたばっかり動かせて申し訳ないが、小森と職員室まで教科書とりに行ってくれないか。
小森隼
小森隼
わかりました!!
あなた

わかりました。

ーーー教室を出るーーーー
小森隼
小森隼
あなた、佐野って玲於だよね。
本当は屋上に居るんでしょ。
あなた

なんで、わかるの。

小森隼
小森隼
あなた部活が2年間一緒だし、クラスも2年間も一緒だったのに気付かないわけないよ。
あなた

うん。小声

ーーー職員室に着くーーー
小森隼
小森隼
失礼しまーす!!
教科書とりに来ました!!!
小森隼
小森隼
あなた重たいけど持てる??
じゃ、3分の1持ってくれる?
あなた

でも、隼くんが多くなっちゃう。

小森隼
小森隼
大丈夫。行こっ!!
小森隼
小森隼
((いつもあなた冷たいって聞くけど、本当は優しいやつなんじゃないか。
ーーーー教室へ向かう途中ーーーー
あなた

っ!!
((なんだか、気分が悪くなってきた。
 気も遠のいていく。。

ばたっ
小森隼
小森隼
あなたっ!?
大丈夫!??熱!!熱あるんじゃない!!?
とりあえず保健室へ連れて行こう!!
―――――――――保健室―――――――――
小森隼
小森隼
あ~。大丈夫かなあなた
あなた

っ。
わたし。。保健室になんでいるの。

小森隼
小森隼
急に倒れたんだよ。
隼があなたのおでこを触る。
小森隼
小森隼
まだ熱あるみたいだし、休んどいて。
先生には報告しとくから。
あなた

うん。ありがと。

小森隼
小森隼
((やっぱあなた優しい。
 なんかこのモヤモヤな気持ちなんだろ。?
ーーーーーー部活動ーーーーーー
斉藤愛海
斉藤愛海
こんにちは~♥
今日から~♥ダンス部に入部する、斉藤愛海で~す♥
よろしくっ♥
小森隼
小森隼
よろしくーーー!!!
佐野玲於
佐野玲於
よろしく。
男子達
よろしくお願いしまーす!
((めっちゃ可愛いんだけど。
女子達
よろしくお願いします!!
((愛海先輩って、狙った男を絶対に逃がさないって噂の…
 好きな人が一緒になったら、とことん潰されるって…
佐野玲於
佐野玲於
今日はあなた休みか?
誰か知ってる人?
小森隼
小森隼
えっーと。
あなたは熱出して。今日は休みマース。たぶん。
佐野玲於
佐野玲於
なんだ。たぶんって。
あなた

っ。
遅れました。ごめんなさい。

斉藤愛海
斉藤愛海
あっ!あなたちゃんだよね♥
倒れたって聞いたけどだいじょうーぶ?
私は愛海♪今日からダンス部に入ることにしたの♥
よろしくね♥
あなた

よろしく。

部活の時間は過ぎ私と玲於はまた残ることにした。
女子達
お疲れさまでしたー!
男子達
お疲れ様でしたー!
小森隼
小森隼
お疲れー!!!!
佐野玲於
佐野玲於
お疲れ。
あなた

お疲れ様でした。明日も、部活あるから。
えーっと、夏祭りの発表に向けて気持ちを高めていきましょう。
解散。

佐野玲於
佐野玲於
どうだった。斉藤。
斉藤愛海
斉藤愛海
けっこうハードでしたけど玲於くんのおかげて頑張れた♥
佐野玲於
佐野玲於
そっ。
あなた

斉藤さんも、明日もよろしく。

斉藤愛海
斉藤愛海
はーい!!隼くん家どこ?
あなた

((話すぐにかえた。。。

小森隼
小森隼
○△×だけど!!
斉藤愛海
斉藤愛海
一緒に帰ろ~♥
小森隼
小森隼
良いよ~!!!
じゃ、あなたと玲於バイバーイ!!
佐野玲於
佐野玲於
ばーい。
あなた

ばいばい。

佐野玲於
佐野玲於
さっ。練習すっか。
あなた

うん。

佐野玲於
佐野玲於
じゃあ。最初っから。
2人は踊り始めた。
するとあなたが足をくじいた。
あなた

いたっ。

佐野玲於
佐野玲於
お前まだ熱あんるんじゃねーの。
立てるか?
あなた

立てない。。。

佐野玲於
佐野玲於
今日はここまでにすっか。
家まで送るよ。
あなた

でも。。。
私歩けないし。どうすんの。

佐野玲於
佐野玲於
はい。乗れよ。
佐野くんは私に背中を向けた。
あなた

でも。。。

佐野玲於
佐野玲於
きこえねーのかよ。
乗れって。
あなた

はい。。。

ぜったい重たいよね。。。佐野くんがおんぶ??
そんなことを考えていると顔が赤くなっていった。
あなた

((私っ。何考えてるんだろ

佐野玲於
佐野玲於
ほら。ついたぞ。
そして、家に着いた。
あなた

ありがと。

佐野玲於
佐野玲於
早く治せよ。足。
んじゃ。
ここから、最悪な始まりだった。

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