侑達と別れて信介の家に向かっている
なんの会話もなく
ただただ薄暗い住宅街の道を歩いていた
北信介「なぁあなた」
と私の名前を呼ぶと信介は立ち止まった
あなた「どないしたん?」
と私も立ち止まった
すると急に腕を引っ張られ気づけば信介に抱きしめられていた
北信介「大変な時に助けてやれんでホンマにごめん」
と強く私を抱きしめているけどとても震えていた
私は信介の背中に手を回した
北信介「っ!!」
あなた「信介大丈夫やで私はここにおるで
あいつに会った時めっちゃ怖くて息も出来そうになかったけど侑達が助けてくれたしあいつに会うまでにも色んな事があったけどそれを信介が助けてくれたからもう大丈夫やで
ありがとう」
そう言うとどこか安心したのかさっきまでの震えはなく抱きしめている手の力も段々と緩くなっていった
それから1分くらい経つと私たちはお互い離れてまた歩き出した
あなた「あっ!」
北信介「っ!?どないしたん?」
あなた「あいつも捕まったしそろそろ家に帰らないとねいつまでも信介のお家にお邪魔するわけにもいかないし」
北信介「........い、、よ」
あなた「しんすけ?」
北信介「ずっと俺の家におってもいいよ
あなたの両親海外に出張中やろ?それやったらずっと居ればいい」
あなた「........考えてみるねでも1回家に帰らないとね家の掃除とかもしないといけないじゃん」
北信介「.....せやな」
あなた「ふふ 」
北信介「?」
あなた「可愛いなって思って
ねぇ信介しゃがんでみて」
北信介「?うん !!」
ポンっと私はしゃがんだ信介の頭に手を置いて頭を撫でた
あなた「大丈夫やで!また遊びに行くから信介にもお礼したいし考えといてななんでもするから」
北信介「......なんでも」
あなた「うん!私ができることやったら何でもするで」
と言うと急に信介が立ち上がった
あなた「きゃっ」
立ち上がった勢いについていけなくてよろけて倒れそうになったが信介が私の腰に手を当てて支えてくれた
あなた「信介ありがとう
でもちょっと近い////」
北信介「!?あなた照れてるん?」
あなた「え?だって信介の顔かっこいいからそんなに近いと緊張するんだもん」
と言うと目を見開いてとても驚いていたのが見ていてわかった
北信介「なぁあなた」
あなた「なに?」
北信介「俺からのお願いは3個聞いて
それがあなたから俺へのお礼でええか?」
あなた「?うん別にいいけどお礼の内容は?」
北信介「それはまたお願いする時に言うわ
あっまず1つ目は俺にも明日弁当作って」
あなた「うん!わかった」
北信介「ほな帰るか」
あなた「うん!」
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めちゃくちゃお久しぶりです
今部活とか勉強とかで全然時間が無くて
それにまたもうひとつ小説を作ったこともあり
投稿するのがとても遅くなるかもしれませんが
頑張るのでどうぞよろしくお願いします
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。