第12話

狐が12匹
432
2020/06/13 03:01
あなたちゃんside

北信介「俺と付き合わへんか?」

あなた「え?」

急に言われた言葉に驚きを隠せないでいた私をじっと見る信介

あなた「ちょ、ちょっと待って!!昨日言ったこと気にしてるんやったら大丈夫やで!あれは最終手段みたいな感じやから」

北信介「あいつが関わってくるなら話は別や」

あなた「...............」

北信介「今度こそ俺が守るから」

あなた「信介言ってくれるのは嬉しいけどまだそこまで酷くないから大丈夫!しかも信介だって好きな人おるやろ?その人のためにも幼なじみの提案に乗らんでも大丈夫やで
昨日私から言い出しておいて何言ってるんって思うかもしれへんけど うちは信介に幸せになって欲しいねん」

北信介「.....わかった俺も急に言ってすまん」

あなた「ううん
守ったるって言ってくれて嬉しかったよ
ありがとう」

北信介「でも今はこの手段を使わへんだけでやばい思たら使うからな」

あなた「.....わかった」

北信介「ほな帰ろか」

と言って信介は立ち上がったので私も立ち上がり信介の家に向かった
帰り道は静かに何も喋らないで淡々と道を歩いた

家に着いてから信介のおばあちゃんが作った晩御飯を食べた後お風呂に入り部屋で寝た


北信介side

「なんか遠回しに振られたみたいや」

さっき公園で言った言葉を後悔してる

俺は焦ったみたいや

もうあなたが話せる男は俺だけじゃなくなったことに対して

今日侑と治に会ってあなたが楽しそうに話してるのを見て凄い腹が立ってもた

見た目では分からんかったかもしれへんけど内心物凄かった

連絡先も侑たちと交換してその後に角名の連絡先も聞いてた

あなたを取られたくないと思ってあんなこと言ってしまった

「はぁちょっと頭冷やさな」

でも今日あなたに取って俺が幼なじみでしかないとこを改めて知らされた日になってもた
だからってあなたを諦める理由はない

「俺もそろそろ攻めなあかんな」

と1人で呟いた後に風呂に入り布団に入り眠りについた

あなたちゃんside

プルルル

とスマホの着信音で目が覚めた
目を擦りながら画面を見ると角名と書かれていた

あなた((※´O`※)ファーもしもし?)

角名(もしもしあなた?おはよう)

あなた(おはようどうしたの?)

角名(今日空いてる?)

あなた(空いてるけど)

角名(じゃあさ遊びに行こ)

あなた(!!行く!)

角名(わかったじゃあ1時に駅前集合ね)

あなた(はーい)

と言って電話を切り信介のおばあちゃんの所へ向かった

あなた「信介のおばあちゃんおはよう」

信介のおばあちゃん「おはよう」

あなた「私今日1時から友達と遊びに行ってくるね」

信介のおばあちゃん「行ってらっしゃい気おつけるんだよ?」

あなた「はーいあれ?信介は?」

信介のおばあちゃん「信ちゃんは今日も部活だよお昼には帰ってくるみたいだよ」

あなた「そっかわかった」

と言って服を着替えて家事の手伝いをしながら家を出る時間になるのを待った

玄関で靴を履いていると信介が帰ってきた

あなた「あっおかえり!信介」

北信介「ただいまどこか行くん?」

あなた「遊びに行ってくる」

北信介「気をつけて行きや帰る時連絡もするんやでもしあれやったら迎えにも行くから」

あなた「わかったありがとう!」

北信介「行ってらっしゃい」

あなた「行ってきます」

と言って駅前に向かった
角名を探してキョロキョロと周りを見ていると後ろから声がした

?「あなた」

と呼ばれたので振り返ると体が震え出した

あなた「なんで、、おる、、」

?「前みたいに名前で呼んでくれへんの?電話かけたらお前の幼なじみが出るし」

あなた「ッ!」

逃げないとって思うのに足が動かない
怖くて体が震えると同時に涙もでてきた

?「なんや涙が出るほど嬉しかったんか?」

と言って私の顔に手を伸ばした
あと数センチで触られるって思って目をつぶったそしたら

?「なんやねん」

と叫んだので顔を上げると誰かが私の顔に伸ばされた手を掴んでいた

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

お久しぶりです

めっちゃ投稿サボってすみません

学校が来週から通常の時間に変わるので投稿頻度も落ちると思いますが

頑張って書くので応援よろしくお願いします

プリ小説オーディオドラマ