〈ホソクside〉
ウジっていうアーティストが
ステージに上がった
何度も共演していたから知ってる
それと〇〇に似ているのも理由の1つ…
ウジさんに初めて会って話しかけたとき
「〇〇は私じゃありません」って言われた
でも実はずっと疑っていた
韓国語の発音も歌い方も声も顔も
〇〇そっくりだったから
確信した
ウジさんの、いや、〇〇の
パフォーマンスが終わって
ダンスを見て
そして、ラップも…
〇〇は覚えてないかもしれない
幼かったころ、ボーカルを担当していた〇〇が
「ラップ教えて!」と言ってきた
ラップlineは〇〇にラップを教えた
今回の新曲に取り入れたんだね
その時に教えたことがしっかりできていた
本当に〇〇だ…
僕たちはみんなおどろいた顔をしていた
ただ1人
るいだけはうつむいていた
るいは途中から気づいていたのかもしれない
「ウジは〇〇だ」ってことを…
〇〇が脱退してからを
教えようと思う…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!