そこに立っていたのは…
私は大きな声を出してしまった
ホソクオッパは戻って行った
私は涙が止まらなかった
どうして?っていう感情でいっぱいで
でも答えなんて考えても出てこない
私は俯いた
さすがに仕事の時間も来るわけで…
その日の仕事は終了したんだけど
収録中もメンバーは
私のことなんて空気のように
無視し続けた
そのあともなんとかがんばってた
でも毎日毎日メンバーの暴言はきりがなくて
ナムオッパのこの言葉…
さすがに胸に刺さったよ
最初るいさんが入って来る時に気にしてたこと
キャラ被りだってこと
完全にポジションを取られてしまった
それからも続く彼らの暴言と
るいさんの嘘
どんどん私を悪者にしていくるいさん
るいさんは自分で自分を傷つけて
私の仕業だとオッパたちに言った
完全に私は邪魔者で悪者
だから私は決めたんだ
4年目になる前に脱退することを…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。