第33話

episode31
2,511
2019/04/02 14:15
次の日
Billboardの会場につきました


〇〇(ウジ)
ウワッ
見つけてしまいました
防弾少年団です

とっさに隠れてしまった
でも、隠れなくても
どうせ挨拶もせずにすれ違うだけなんだ







マネージャー
ウジ?
マネージャー
なにしてるの?
〇〇(ウジ)
あ、いや、防弾少年団見つけて…
マネージャー
やっぱりいたのね
〇〇(ウジ)
知ってたの?
マネージャー
いや、知ってたとかではないけど
マネージャー
なんとなく?
〇〇(ウジ)
ふぅ〜ん
こんなとこでモヤモヤしてても
仕方ないよね
私の出番までゆっくりしておこう

まぁ、ゆっくりっていうか
他のアーティストのパフォーマンスを
見るっていうか…









それから、私の出番が近づいてきて
裏に控えないといけなくなった

防弾少年団が見る
私が元防弾少年団の〇〇だって
絶対にバレる、バレてしまう
私の足はずっと震えていて
自分でもどうしようもなくて

今までにないことだったから
すごくとまどった


こわい…どうしよう…

またあの目で見られる…?

次はなにをされるの…?
そんな時、マネージャーがきた
マネージャー
やっぱり
マネージャー
そんな顔してると思った!
〇〇(ウジ)
…え?
マネージャー
そんなに弱い人だったの?
マネージャー
強くなったんじゃなかったの?
マネージャー
ここでちゃんとパフォーマンスをして
強くなったことを証明して!
〇〇(ウジ)
でも、怖いよ…
マネージャー
自分で決めたんでしょ?
マネージャー
責任を持って
マネージャー
Billboardに出れるだけの人気が出たの
1人だけで
マネージャー
自信を持って!
マネージャー
大丈夫だから!
マネージャー
なにかあったら、私たちが守るから!
〇〇(ウジ)
……
マネージャー
もう…
マネージャー
後ろ向いて
〇〇(ウジ)
…?

バシッ
〇〇(ウジ)
イタッ
マネージャー
これで大丈夫!
マネージャー
勇気とかいろいろ入れたから!
マネージャー
ほら!行ってこい!
〇〇(ウジ)
…うん!
〇〇(ウジ)
ありがと!
スタッフさん
ウジさん!準備してください!
〇〇(ウジ)
はい!



マネージャーのおかげで
いろいろな感情がなくなった

残ったのは「自信」
ほんとにありがとう


私は堂々とステージに上がった







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