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第33話

もうひとつの秘密
緑子
緑子
なんか恭平に話したら少し落ち着いた。

こんな話し誰にも話せないからずっと苦しかった。
緑子
緑子
ありがとね、恭平。
緑子は満面の笑みで言った。

緑子はまだ無理をしているのが分かった。
恭平
恭平
俺で良かったら。

話くらい聴くけど。
緑子
緑子
本当?嬉しい。

このタイミングて恭平が現れるなんて、なんだか運命を感じるね?
そう言うと緑子は身体を寄せてくる。
恭平
恭平
え?

りょ、緑子?
緑子
緑子
ねぇ、恭平。

もう一度私達、やり直さない?
恭平
恭平
え?え?!
緑子
緑子
な〜んて、嘘よ。

なに怯えてるのよ。

私はもう、ちひろを裏切れない。
恭平
恭平
え?

どう言う意味ですか?
ちひろを裏切る?

緑子とちひろの間に何が合ったんだ?
緑子
緑子
・・・。

この際だから打ち明けるわね。
俺は唾をゴクリと飲み込み、覚悟を決め話に耳を傾けた。
緑子
緑子
私ね、転校前ひどい虐めにあってたの。

だから、私はこの村に転校して来たの、この村に来てからもまた虐められるんじゃないかって不安だった。

そんな時最初に話し掛けてくれたのがちひろだった。
緑子
緑子
初対面の私にちひろは「この髪型可愛い」そう言ってくれたの。

私、両親以外から可愛いなんて1度も言われた事無かったから嬉しくて。

ちひろの事が好きになったの。
緑子
緑子
その後、恭平とも知り合って。

2人は本当に仲が良かった。
ううん、良かったなんてレベルじゃない、この2人は言葉が無くても意思疎通してる。

私はそんな2人に憧れてた。
私も2人の様に成りたい、そう思ってた。
緑子
緑子
それで、3人にでいる事が多くなり。

私はしだいに恭平に惹かれて行ったの。

そして、私はちひろから恭平を奪った。
恭平
恭平
え?奪った?
緑子
緑子
ねぇ恭平、高校の卒業式の日覚えてる?
恭平
恭平
ん?

ああ、緑子に告白された日だよな。
緑子
緑子
その日、本当はちひろに告白するつもりだったでしょ?
恭平
恭平
でも、来なかったんだ。
ちひろに振られたと思った。

え?

なんで知ってんだ?
緑子
緑子
私ね、恭平の所に向かう前にちひろに話したの。

私、恭平が好きだから、恭平に告白されたの。

て、嘘ついて。

私、ずるい女でしょ?
恭平
恭平
なんで、なんでそんな事。

ちひろは、ちひろはその後、どうしたんだ?
緑子
緑子
ちひろは「そっか、2人はお似合いだもんね」て、そう言って身を引いたの。

その後、ちひろは村を出ていってしまったの。
恭平
恭平
ちひろが村を出てったのはそれが原因なのか?
緑子
緑子
それだけじゃ無いと思うけど。

多少は関係してると思う。

あの子優しいから、私達の事気遣ったのよ。
どれもこれも衝撃的な内容だった。

なんで、こんな事したんだよ。

緑子に少し怒りを覚えた。

でも、これは全部俺が悪いんだ。

俺がもっと早く気づいていれば。

俺がもっと2人と向き合っていれば。

俺がもっと早くちひろに告白していれば。

少なくとも2人をここまで傷付けることは無かった。

全部、俺が悪いんだ。

俺がその事に気付いたのはもっとずっと後のことだったんだ。