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第8話

初恋の人
ちひろ
ちひろ
こら〜逃げるな〜。
私は恭平が漕ぎ出そうとしている自転車の後ろを掴んだ。

すると恭平の体がつんのめりになり倒れそうになった。
恭平
恭平
ゔぉい〜。

何すんだよ、ちひろ〜。
危ないだろ。
ちひろ
ちひろ
アハハ。

恭平はやっぱり面白い〜。

からかいがある〜。
私は当たり前ように恭平の自転車の後ろに座った。
恭平
恭平
俺はちひろのおもちゃじゃね〜。

・・・で何で後ろにしれ〜っとに座ってるの?
ちひろ
ちひろ
え?

さっき乗らないか?

て、言ったじゃない。

だからよろしく。
恭平
恭平
よろしくじゃねぇよ。

乗りたいならに言えよ。

本当に素直じゃないな。
ちひろ
ちひろ
じゃ、素直に言うね。

乗せろ、恭平。
恭平
恭平
命令かよ。

もっと違う言い方があるだろ。

何か期待した俺が馬鹿だった。
ちひろ
ちひろ
何期待したの?

私が可愛く、お願いね恭平くん。

とでも言うと思った?
恭平
恭平
ちょっと思ったけど。

ちひろには全然似合わねぇ。

さて、行くぞ。
そう言い、恭平は自転車を漕ぎ出した。

私は自転車に揺られながら再び満天な星空を見上げた。
ゆっくりと流れる星空と山の合間に見える大きな月が幻想的で素敵だった。

この自転車を漕いでいるこの人は土屋恭平と言い私の幼馴染みで、私の初恋の人である。

いつから一緒に居るのだろう?

と、考えてみても、んん?

である。

物心つく前から一緒に居て。

当たり前のように隣に居て。

当たり前のように一緒に過ごして。

当たり前のようにこの人と結婚する物だと思ってた。

優柔不断で臆病で頼り無いけど、とにかく優しい。
私は辛いあ事があるとよく恭平に八つ当たりをしていた。

それでも恭平は笑顔で話を聞いてくれる。
そんな恭平が好きでした。