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第32話

秘密
恭平
恭平
まだ、俺の服あったんですね。

捨てても良かったのに。
緑子
緑子
何だか捨てられなくてね。
そう言うと緑子は服を脱ぎ始めた。
恭平
恭平
え?あ、ちょっと何やってるんですか?
緑子
緑子
何って、着替えてるだけじゃない。

恭平も早く着替えなさいよ。

風邪ひくわよ。
更に下着も脱ぎ捨て裸体が顕になる。

久しぶりに見る緑子の身体はとても綺麗だ。
形のいいバストに引き締まったウエスト透き通る様な白い肌。


濡れた髪をタオルで拭く姿、時折見せる瞳を伏せ憂い顔になる仕草に思わず抱き締めたくなる。


お、お、落ち着け俺、耐えるんだ俺、理性が飛びそうになる。

ヤバい、落ち着け俺、俺にはちひろがいるだろ。
緑子
緑子
何?

もう、私の裸なんか見飽きてるでしょ?
恭平
恭平
え?

いや、そんな事無いです。
て、俺何言ってんだよ。
緑子
緑子
そう?

でも、今はちひろの方がいいんじゃない?
恭平
恭平
あ、いや、ちひろとは。
緑子
緑子
え?

まだなの?

そっか、ちひろの事大切に思ってるのね。

やっぱり私とは扱いが違うわね。
恭平
恭平
いや、そんな事無いです。
緑子
緑子
そんな事あるわよ。

わたしと話していても無関心な所あるのよ。

あなたは気付いてないと思うけど。
そう言うと緑子は着替えを終えベットに座る。

俺も着替えを終えた。
恭平
恭平
ふ〜。
緑子
緑子
なに安心した顔してんのよ。

私が襲うとでも思った?
恭平
恭平
いやいや、思ってないです。
緑子
緑子
ねぇ、恭平、話変わるけどなんであの場所に居たの?

方向逆でしょ?
恭平
恭平
あ、そうだ。
俺はポケットからピアスを取り出した。
恭平
恭平
俺のデスクの下に落ちてたんだ。
緑子
緑子
あ、それ、でも、もう必要無くなっちゃった。
恭平
恭平
え?

どう言う。
緑子
緑子
私ね・・・。

振られちゃったの。
俺はさっきの光景を思い出した、あれはそう言う事だったのか。
恭平
恭平
どう、して?
緑子
緑子
私ね浮気してたの。

ひどい女でしょ?
俺はショッピングモールで見掛けた、あの若い男性を思い出していた。

やっぱりそうだったんだ。
緑子
緑子
まぁ、自業自得なんだけどね。
恭平
恭平
なんで。

そんな事したんですか?
緑子
緑子
ふふ、恭平気付いてなかったの?
恭平
恭平
え、それどう言う意味ですか?
緑子
緑子
本当に気づいてなかったのね。

実話ね私、恭平の他に4人の男性と交際してたの。
そう言うと緑子は目を伏せた。
恭平
恭平
え、えぇぇ?!
マジですか〜、全然気付かなかった。
緑子
緑子
ひどい女でしょ?

振られて当然だよね。
恭平
恭平
緑子・・・。
緑子はポロポロと涙を流し始めた。
緑子
緑子
恭平は怒らないんだね。

他の男性はこの話すると、このアバズレ女とか淫乱女とか罵声をあげるのに。
恭平
恭平
・・・どうして、そんな事話したんですか?

話さなければバレなかったのに。
緑子
緑子
私ね、恭平を含め5人とも本当に好きだったの。

遊びで付き合ってた訳じゃない。

でも、こんな関係、何時までも続ける訳、いかないじゃない?
緑子
緑子
ずっと悩んでたの決めなくちゃ、早く決めなくちゃて。

考えれば考える程、胸が苦しくて切なくて、ズルズルと長引いてしまって。

そんな時にちひろが帰って来たの。
緑子
緑子
ちひろと恭平の関係は10年経っても変わって無かった。

だから私は恭平と別れる決意をしたの。
緑子
緑子
そしたら、なんか上手く行かなくて浮気がバレて本命の剛さんにまでバレちゃて・・・。

何もかも無くなっちゃった。
緑子
緑子
何でだろうね、恭平と付き合ってた時は上手くいってたのに・・・。

こんなことになるなら恭平と別れなければ良かった。

本当に馬鹿だよね。

私・・・・。

う、うう。
緑子は肩を震わせて泣き出した。

そんな事があったのか。

俺は何も気付けなかった。

俺と別れた本当の理由も分かった。
俺の事、好きでも何でも無かった訳じゃないんだな。

でも、もう遅すぎた。

もっと早く気づいていれば何が変わっていたのかも知れない。

でも、それはちひろとの今の幸せを断つ事になる。

ふたつにひとつ、どちらかを選ばないと行けない。

こんな苦しみを緑子は1人で抱えていたんだな。