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第4話

再会#2
ちひろ
ちひろ
すいませーん、誰か〜。

此処に不審者が居ます。

警察呼んで貰えませんか〜。
不審者
不審者
?!
わ〜、やめろ〜。

誰が不審者だよ。

俺だってば。
私は不審者に近づき顔を覗き込む。
不審者
不審者
うお、か、顔近け〜よ。
不審者は少し照れた様に頭を掻き出した。
私はすかさず。
ちひろ
ちひろ
すいませーん、此処に変質者が居ま〜す。

誰か早く警察呼んでください〜。
変質者
変質者
へ!?

へ、へ、へ、変質者?

誰が変質者だ〜。
変質者
変質者
てか、今間違いなく俺が誰か分かって言ったよな。
ちひろ
ちひろ
いえ、あなたの事なんか全然知りません。

今日初めて会いました。
変質者
変質者
いやいや、だから俺だってば。

久しぶり会ったのに何だよこの仕打ち。
ちひろ
ちひろ
すいませーん、ストーカーに襲われそうです。

誰か〜助けて下さ〜い。
ストーカー
ストーカー
わ〜、わ〜、止めろ〜。

て、何でストーカー?

何処がストーカー何だよ。
ストーカーは周りが気になったのか周りを見渡すと道路の反対側におばさん2人が此方を見てヒソヒソと話をしていた。
ストーカー
ストーカー
違う、違う。

俺は変質者でもストーカーでも無いです

この女の頭がイカれてるだけです。
ストーカーはおばさんに向かって話し掛けた。

するとおばさん達は逃げるように去っていった。
ストーカー
ストーカー
おい〜、本当に警察来たらどうするんだよ。

シャレにならないよ。
ここでストーカーは(はっ)と我に返り顔が青ざめる。

私はスマホを取り出し電話をする素振りを見せた。
ちひろ
ちひろ
誰の頭がイカれてるって?
ストーカー
ストーカー
いやいや、そんな事言ってない。

きっと気のせいだ。

落ち着こうなちひろ。

で、何処に電話してらっしゃるのかな?
ちひろ
ちひろ
警察。
変質者
変質者
や、止めろ、止めてください、ちひろ様。

警察だけはご勘弁を〜。

そうです、俺は変質者でストーカーでついでに変態です。

申し訳ありませんでした。
ストーカーは土下座して何度も頭を下げて顔の前に両手を合わせ私を見上げた。
ちひろ
ちひろ
うむ、そこまで言うなら許してしんぜよう。

プ、ププ、アハハ。

恭平何も土下座までしなくてもいいのに。
恭平
恭平
いや〜、土下座した方がウケるかなと思ってさ。

て、俺何も悪くないのに何謝らせてんだよ。
恭平は立ち上がり膝のホコリを払いながら笑みを浮かべる。
ちひろ
ちひろ
はぁ?

恭平が勝手に謝ったんでしょ。

それにあれは恭平が悪い。
恭平
恭平
はぁ?俺の何処が悪いんだよ。

俺が何したんだよ?
ちひろ
ちひろ
突然話しかけて来た。
恭平
恭平
・・・・
恭平
恭平
何だよそれ。

久しぶりに会ったら普通声掛けるだろ。
ちひろ
ちひろ
いやいや、恭平俺しか言わないし普通に全然分からんかったわ。
恭平
恭平
あ、確かに俺しか言ってねぇわ。

ちひろ
ちひろ
でしょ。
恭平
恭平
でしょ、じゃねーよ。

だからっていきなり叫ぶ事ないだろ。

マジ焦ったわ。
警察
警察
ちょっと、そこの君。

先程通報があったんだけど話聞かせて貰えるかな。
恭平
恭平
・・・はぃ〜?
声がする方を向くとそこには警察官が立っていた。


私達は事の事情を話した後、こっ酷く叱られ
た。

恭平
恭平
・・・まさか本当に警察来るとは思わなかった。

マジでビビったわ。

マジで人生終わったと思ったわ。

ちひろ本当に警察に電話してないだろうな。
ちひろ
ちひろ
してない、してない。

さすがの私もそこまでしないよ。

本当にビックリした。

恭平
恭平
だいたいお前が大声で変質者呼ばわりするからこうなるんだろ。

何で俺が怒られるんだよ。
ちひろ
ちひろ
はぁ〜?

あんたこそ如何にも不審者です。

て格好するからでしょ。
恭平
恭平
人を格好で判断するなよ。
ちひろ
ちひろ
だったら最初にきちんと名乗りなさいよ。
私達はお互いに睨めあった。
ちひろ
ちひろ
プ、ププ、アハハ。

帰ってきて早々にこんなハプニングに会うなんて思ってなかったよ。
恭平
恭平
アハハ。

アホな理由で捕まる所だったわ。
悪ふざけが過ぎたな。
私達はお腹を抱えて大声で笑った。


こんなに笑ったの何年ぶりだろう。

ふと、我に返ると頬に暖かいものが流れてるのに気付いた。


あれ?私、泣いてるの?


涙が次から次へと溢れてくる。


久しぶりに心の底から笑えたからだろうか?


哀しみで凍り付いてしまった私の心が少しだけ溶けて暖かくなった気がする。