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第9話

Doyoung ▶︎ 誕生日 2/1



「ドヨン誕生日おめでとう!!」









今年で何度この夢を見ただろう。







俺自身思い返したくないのにな。








彼女と出会ったのは6年前の夏。






俺がまだ練習生だった時。







彼女は非公開練習生で NCTのメンバーにも選ばれていた。








彼女は男に勝る歌唱力,表現力を持っていた。









俺はそんな彼女のことが大好きだった。









彼女は突然俺たち NCTメンバーの前に顔を出さなくなった。








事務所の人に聞いた話だと「つらくてやめた。」と口を揃えていう。









あんなに楽しそうに振る舞っていたあなたが。







他に理由があるそう思っていた。









そこから1年後俺は NCTとしてデビューした。







他のメンバーもあなたとデビューしたかったと涙を流すメンバーもいた。







俺は自分の中でもあなたと一番仲が良かったと思っている。






そんな俺にある人ある人が「あなたちゃん元気?」と聞いてきた。






その度俺は「元気だと思います。」そう答えた。








辛かったけど、あなたがいるから乗り越えられていた。








NCTの活動はものすごく有名になっていた。








NCT127. NCT DREAMもできた。








そんな時でも俺は集中できないことが多かった。








あなたのことを考えすぎて熱を出したり、







アイドル意識がなさすぎて自分でも笑えてくる。








そんな時、一通のメールが来た。








『📩どよん!久しぶり!あなたです!覚えてるかな?』








あなただ。俺は嬉しすぎて一人でガッツポーズをした。








「📩あなた!元気?覚えてるよ!連絡取れなくて心配したよ」







『📩ごめんね。ドヨン2月1日誕生日だよね!』








「📩うん!覚えててくれたんだ!」








『📩あったりまえ!その日さ会えるかな?』








急いで鞄の中からスケジュール表をとりだす。








「📩その日丸一日空いてる!」








嘘だ。その日はメンバーと俺の誕生日会に行く日だった。








『📩誕生日なのに?笑じゃあドヨンの誕生日の時間私にも頂戴?』








そんな少しおかしな文章に笑ってしまった。








「📩もちろんですよ。お姫様?笑」








そう言って後1週間後の誕生日に備えて服を選び始めた。








後1週間あなたのおかげで頑張れそうだ。













当日になり2時間前についた俺。








「流石に早く来すぎたか。」








そう思っていると後ろから手で目隠しをされた。







『だ~れだ?』









それは紛れもなく俺の大好きな人あなただ。






『久しぶり!ドヨン!』






久しぶりに見るあなたは綺麗で少し色気があった。








『ドヨンかっこよくなったね!』







「当たり前。大人にもなりましたよ」







そう言い顔を見合わせて笑いあう俺たち。








その感覚が懐かしくてとても心地よかった。







「今日はどこ行くの?」








『ん~内緒!!まあ、私に任せてよ!』







そう言っていたずらっ子のように笑うあなた。







これはヘチャンに自慢してやろう。







『最初は焼肉!』








「え?昼から」








『昼だからこそ焼肉!』







あなたの謎理論は今に始まった事ではない。








これに何人が騙されてきたことやら。








ドリンクを頼んで乾杯をして、たくさん話す。








NCTメンバーのこと。






127のこと。






あなたが溺愛していたチソンのこと。








たくさん話をして、たくさん食べて店を出る。








『次はドヨンの誕生日プレゼント買いに行くよ!』







そう言い俺の手を握り歩くあなた。








彼女はこういうところが本当に無意識だから困る。








『ドヨン好きなの選んで!』









そこはあのブランド屋さんで、すごい高いものばかりだ。








「いいって、こんなに高いもの。」








『いいから!遠慮しないでよ!』








そうおされて店内に入る俺たち。








これとかいいんじゃない?とか





これドヨンに似合うとか言ってくれるけど





俺は優柔不断で選べない。








あなたは選ぶまで返してくれなさそうだし。









「あ、じゃあ、あなたが選んでよ?」








『え?私?』







「俺じゃ選べないから。あなたが選んでよ」








『わかった。任せて!』







グッとポーズを見せるあなた。







そこから10分ほど真剣に選んでいるあなた。







店員さんに「これで!」と言い渡すあなた。







うきうきしながら財布を出し払うあなた。







店員さんから見たらなんであんなに払わせてるんだって思うだろうな。







まあでもあなたが許してくれないだろうし。









梱包ができたのか俺のところに走ってくるあなた。







『ドヨンできた~!』








えくぼができる笑顔を見せるあなた。




『はい!どうぞ!』







「え?いいの?」






『いいよいいよ!ドヨンのために買ったんだから!』








丁寧に緊張しながら開けると俺の大好きな時計があった。







「うわ、かっこいい。」







『でしょ~!めっちゃ似合う!』





俺をベタ褒めするあなた。






俺は顔が真っ赤だろうな。










時は早いことでもう夜だ。






『ドヨン今日はありがとね!誕生日なのに。』








「こちらこそだよ。久しぶりにあなたに会えて良かった!」







「また近々遊ぼうよ。」







『.........ㅋㅋ』






そう言い悲しそうに笑ったあなた。









明日は俺の仕事があるからと気を遣って8時に解散をした。















そこから1年ほど経ってあなたとも連絡をまめにとっていた。







「📩今年はあなた祝ってくれる?」









そこから1週間が経っても連絡は来なかった。






どうしたんだろう。なんて考えていると







俺宛に知らない番号のメールが来ていた。







どうせサセンだろう。と思ってタブを開く。







そこに書いてあったのはあなたのお母さんからだった。






「ドヨン君よね。あなたの母です。時間があったら総合病院に来てください。」







俺は意味がわからなかったがもしかしてと思って家を飛び出す。








病院につき、受付に行く。






「あの、あなたさん家族はいらっしゃいますか?」






《あ、あなたさんですね。右の角にいらっしゃいますよ。》








「ありがとうございます。」






俺は本当に状況が掴めなかった。







あなたのお母さんとお父さんが肩を抱き合って泣いていた。







そこにあなたの姿はなかった。






「お母さん。お父さん。あなたはどこですか。」








『あなたはね。さっき天国に行ったの。』







俺は本当に意味がわからなかった。






頭の中が全部抜けて何も考えれなくなっていた。







そこで俺の意識は途絶えた。







目を覚ますと無機質な音が響くベットの上にいた。








🌙「あ!ドヨン起きた!!」







よかった~と言いながら俺を抱きしめるテイルヒョン。








他のメンバーはそんな様子ではなくみんな魂が抜けたようだった。







「あの、あなたはッ、」






お医者さんのような人とあなたのお母さんが来た。






 

「ドヨン君。これ。」







そうお医者さんが渡してきた。







「あなたちゃんの遺書だよ。私がいなくなったらドヨンって子に渡してって」








綺麗な封筒の中に綺麗な便箋に書き殴られたように書いてある文字。









《ドヨンへ



ドヨン~元気!?私がいないからって倒れたらしてないよね?



ドヨンとデビューできなかったのは残念だったよ。




でもそれ以上に輝いているのを見るとそんな気持ちなんかどっかいっちゃってたよ。






私はね。ガンを患ってるの。しかも余命3ヶ月の末期がん。





びっくりしちゃったんだよ。腰が抜けるかと思ったくらい。

でもドヨンの誕生日にあってからみるみる回復していって




なおるまではいかないけどびっくりするくらい元気になった!






 

余命が一年に延びてたんだ。







でも最近はね字を書くのもつらいし、ましてや手に力も入らないんだ。








本当に自分の体なの?ってびっくりしてる。









まあこれを受け止めないといけないよね。









今年は誕生日一緒に行けそうにない。









でも私を誘って!笑








あんまり自分を責めないで。







ドヨンは私の中のスーパーヒーロだよ!









私を長く生きさせてくれてありがとう。









大好きです。いや、愛してます。


     来世はドヨンのお嫁候補あなたより》







「あなたね、ドヨン君と会った日からみちがえったように体調が良くなったの。」







「貯金の通帳とかもいっぱい見てて、
何に使うのって聞いたら」






「私の好きな人のために最後は使うのって」





あなたのお母さんから言われた。




俺はその日信じられなくらい泣いた。








泣いても泣いても足りなくて声が出なくなるほど、










それから2年後今は NCT127. NCT U. NCT DREAM.wayvで活動している。








俺はあの日からものすごく成長したと思う。








自分の意見をまえむきにだすようになったし、







ダンスの練習もそれ以上に頑張った。








そのおかげで作詞作曲もさせてもらえた。
   








誕生日はいつもあなたのいる場所で手を合わせてあなたに話しかけている。








思い出したくないけどその経験が俺を強くしている。







「誕生日おめでとう。俺。そしてあなた。」








今日はあなたの2周忌だった。





















“俺は一人じゃないから。”














end










ドヨンさん誕生日おめでとうございます🐰