プリ小説

第43話

: ep42
橋川 芽衣
まだかな…


今日はついに陸くんと帰る日
だから待ってるけどなかなか来てくれないな


あ、サッカー部いた!
智樹もいる…サッカーしてる智樹かっこいいんだよな、なんて、



顔が真っ赤になっちゃってすぐに顔を俯いた
1人で勝手に恥ずかしくなっちゃった

有馬 陸
おまたせ
橋川 芽衣
あ、陸くん


普通に会話しただけなのに
サッカー部男子や、女子が騒ぎ出した




サッカー部男子
陸、橋川と待ち合わせか!?
女子
有馬と帰るとか羨ましい!!
サッカー部男子
美男美女お似合いだな〜


私たちを冷や返す声がたくさん聞こえた
私はあまり恥ずかしいとは思わなかったけど…
有馬 陸
いこ


陸くんは私の手を掴んで学校を出た

しばらく歩いて人が少なくなって
やっと手をはずした
有馬 陸
あ…ごめん…
橋川 芽衣
ううん、大丈夫だよ…!


陸くんは恥ずかしそうにウィンブレのポケットに手を突っ込んだ
橋川 芽衣
寒いね…
有馬 陸
そうだね…
橋川 芽衣
あの、なんで急に帰ろうとか言ったの?

陸くんは私を見て少し微笑んだ
どうしたんだろう?

有馬 陸
俺さ、橋川のこと好きなんだ
橋川 芽衣
え!?
有馬 陸
本当はずっと好きなんだよ
有馬 陸
でも橋川には智樹がいて、
智樹には橋川がいて、


陸くんは照れ隠しに頰をかいた


有馬 陸
だから、最後に帰りたくてさ、


一歩私より先に進んでそう言った
夕日が陸くんの顔を照らしている
有馬 陸
ごめん、俺、悪いやつなんだ


こっちをくるりと向いて苦笑いした
まだポケットに手を突っ込みながら
橋川 芽衣
そんなことないよ…!
陸くんいつも優しくて、気がきくし…


私は本当にそう思う
智樹と違ってどこか大人で優しくていつも気を遣ってくれている



有馬 陸
へー俺ってそんな感じなの?


ちょっと悪戯ぽく笑った
でもなんだか寂しそうな笑顔


私はその顔を見てなんだか思わず
橋川 芽衣
陸くん、ぎゅーってしていい?


陸くんは驚いた顔をしてまた笑った
有馬 陸
まだ薬効いてるのかな?
橋川 芽衣
違うよ!


そう言って私は陸くんにぎゅーとした

見られたら何か言われそうだけど
今はもうどうだっていい
有馬 陸
じゃあ、またね、
橋川 芽衣
うん、ばいばい!
有馬 陸
あと、智樹に泣かされたら俺のとこ来ていいんだからね?
橋川 芽衣
そ、そんなことないんだから!




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ゆすずみ
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