第5話

自己紹介
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2018/07/28 21:50
男子
じゃあ、俺から。
そう言って、一歩前に出た。
四宮陸
四宮陸だ。
幸田絢美
こ、幸田絢美です!
寺島唯斗
俺、寺島唯斗。
伊藤香織
私は伊藤香織だよ!
和田哲也
和田哲也…
碧川莉世
碧川莉世です。
百原隼翔
俺は百原隼翔、よろしく。
三鷹琉依
えっと、私は…
みんなの視線が私に集まる。
三鷹琉依
…み、三鷹琉依です。
一斉に驚いた顔になる。
四宮陸
琉依って、てっきり男だと…
寺島唯斗
俺も…
幸田絢美
凄いね!海峰高校満点入学!!
三鷹琉依
ありがとう…
寺島唯斗
自己紹介終わったな、リーダー
はどうする?
伊藤香織
琉依ちゃん、どう?
三鷹琉依
い、いや、私は無理です…
人と話す時点でかなり頑張っている方だ。
それにいつ長袖のことを聞かれるかと考える
とリーダーなんてやってられない。
四宮陸
…じゃあ、俺がするよ。
幸田絢美
ありがと!!
碧川莉世
ねぇ、慣れるためにみんな下の
名前で呼び合う、っていうのは
どうかな?
和田哲也
いいんじゃないか?
伊藤香織
私も賛成!
スグに分かち合えたのか敬語は無くなった…
だけど……
三鷹琉依
いいと思います…
…敬語をやめられない自分がいた。
やがて、10分が経つ。
クレア
それでは1回戦目を始めます。
リーダーのヘルパーは案内を
してください。
コウ
陸様のヘルパーのコウです。
1回戦目は国、数、理、社、の
4教科です。レベルは中学卒業
くらい。国語には唯斗様と陸様
数学には莉世様と香織様、理科
には哲也様と絢美様。社会には
隼翔様と琉依様が良いのではと
私は思います。
碧川莉世
それで行こう。
莉世ちゃんの言葉にみんなが頷く。
コウ
部屋は「朝顔の部屋」です。
そう言い残すとコウは消えた。
みんなで「朝顔の部屋」を探し、控え室へ。
控え室は普通の教室で、黒板に注意書きが
書かれている。
《注意事項》
・テストは1回30分。
・終わったら提出し、時間まで席で待機。
・カンニング行為は失格となり、死。
それを読み終えると、唯斗君と陸君が立ち、
控え室を出て行った。
控え室にいる人達は、失格したら死ぬということをみんなは冗談だと思っているみたいで
互いを知るために、雑談をしている。
私はただただ時間が過ぎるのを待った。
すると…
碧川莉世
ね、琉依!
三鷹琉依
何でしょう…
突然、莉世ちゃんが私の腕を引っ張り、
メンバーの円に入ったと思うと、腕を肩に
回してきて耳元で…
碧川莉世
今回のメンバーの男子4人の中
で誰が1番タイプ?
三鷹琉依
…タイプとかは無いですね…
碧川莉世
そっか〜、あと敬語じゃなくて
も大丈夫だよ?みんな、同じ年
なんだから!
三鷹琉依
は、い…
私のことを「琉依」と呼ぶ人は全くいない
から呼ばれると少し私は戸惑ってしまった。
開始から30分後、2人が戻ってくる。
和田哲也
出来栄えは?
四宮陸
完璧。
寺島唯斗
俺も!
伊藤香織
それじゃあ、莉世ちゃん!次は
私達の番だね!
碧川莉世
うん!
2人が出て行き、男子全員と絢美ちゃんが残る
三鷹琉依
……。
私はただ話しかけられないのを願い続けた…

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