……さて
あれからバスを下ろされたあなた達は、
森の中へ放り込まれた
その名も「魔獣の森」
その名の通り、魔獣の群生地だ
また一匹、魔獣を退治してあなたが叫ぶ
現在、午前中ということもあり刀は没収されている
個性の成長をメインとする合宿だからだ
だが、刀しか振るってこなかった鬼殺隊においては……
このザマである
ソッコー丸投げである
弥生とあなたが喋っていると頭上に影が降った
あなたが汚い高音を響かせると同時に、
その場に雷が落ちた
空に暗雲が立ち込め、あなたが顔を青くする
その言葉を皮切りに、周囲に落雷が発生し始めた
あなたが少しずつ電気を纏い始める
もはや返事も出来ない
これ以上被害が大きくなったら……
そう炭治郎が覚悟したとき、
あなたに飛び付く1人の姿があった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!