第13話

雷の愛し子
3,060
2021/05/20 04:54
桑島慈悟郎
善逸、降りてこい!
獪岳
獪岳
さっさと降りてこねぇか!
善逸
善逸
いやいやいや!
善逸
善逸
もうヤダァ!
善逸が泣き叫びながら木に登っている
原因は兄弟ゲンカ
いつものことである
あ、相手は檜岳にいだよ?
私と善逸はほとんど喧嘩しないもん
まあ、それはさておき
引きずり下ろしに行くのは私の役目なので
(なまえ)
あなた
善逸覚悟ォォォォオ!
善逸
善逸
イ"ヤ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"!!!!!!
私はものすごい勢いで木に登った
(なまえ)
あなた
そろそろごめんなさいしなさい!
(なまえ)
あなた
原因はなんなの!?
善逸
善逸
兄貴がクズっていった!
(なまえ)
あなた
はぁ!?
私は、下に立っている檜岳にいを見た
おじいちゃんも見てた
檜岳にいは目をそらして口笛を吹いていた
桑島慈悟郎
檜岳、謝らんか!
(なまえ)
あなた
とにかく降りるの!
私が善逸の吹くの裾を引っ張ると、
空に暗雲が立ち込めた
(なまえ)
あなた
えっ……
善逸
善逸
(なんか既視感……)
ゴロゴロと空が不機嫌な音を立てて……
ピシャーン!
私たちの登っている木に雷が落ちた
落下した私たちは金髪になっていた

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