チャイムが鳴ってまもなく担任が部屋に入ってきた
※学校ぽいの略
相澤が個性を発動したら一瞬で喧騒は収まった
生徒たちの目に浮かぶ
期待の色はいっそう濃くなったが
個性を解除しながら相澤は続ける
ガラガラ
どでかいドアを難無く開けながら入ってきたのは
少し背の高い少女
髪の毛は金髪だがこの超常社会で髪の色が変わるのは
珍しい話ではないので、目立った反能はない
むしろこの教室には肌がピンクの者さえいる
少女は黒板の前に立つと、笑顔で言った
心の中で全員が突っ込んだが、
あなたは気にする様子もなくイレイザーと話している
どうも突っ込みどころの多い少女らしい
緑谷は心の中で一人ため息を着いた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!