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第1話

【 始まり 】
いつ頃だろうか……
私が、人目を避けるようになったのは

物心着いた時から
周りの人が吐き出す言葉の "嘘" と "本音"
が見えた。

最初は何も気にしていなかったが、
吐き出す言葉の色が、
青だったら "嘘" ということ。
嘘を吐くと、黄色い "本音" が
"嘘" の上に重なって浮き出てくることが分かった。

小さかった頃の私はそれを見る度吐き気に襲われた。
何故人が "嘘" をつくのか、
どうして "本音" を言わないのか本当に分からなかった。

だけど今は少しマシになった方だと思う。
だって、普通に日常生活を過ごせているのだから。
いや、でもまだ少し吐き気がする。
やはり慣れない、息がしずらく、
嘘で満たされた空気、 青 と 黄色 が混じってぐちゃぐちゃになっているこの空間が
私は嫌いだ。

人と関わらなければ、嘘 や 本音 に関わることは無いと思っていたし、
この力が役に立つこともないと思っていた。

あの 事件 に巻き込まれるまでは……