ん?あれ?
ちょっと違う?なんだ?
自覚ないんかーい。
てか、ちゃんと酔うんだ秋さん。
え?こんな秋さん珍しい。いや、俺初めてだよ。
(ど、どうしよう…)
俺が仕事の事なんか聞いてもなんも分かんねーし、
助けになんねーけど。
でも。
きゅ~んっ
年上のイケメンが何年下のガキに甘えてんだよー。
(…ヤバいって)
全力でしたい。何を?
バグとか…いや、励ます。励ますとかだ!
あー!ろくなこと言えねぇ。
なんだそれ、俺。
秋さん、酔っぱらうとタチ悪いのか?
や、やらしい事なんて…考えてな…。
(うわぁあぁぁ)
ケタケタ笑い出したぞ、酔っ払い。
(むかっ)
人の気も知らんと。
笑い上戸かよ。
きゅ~んっ
もう、この人やだ、もう。
なんでさー、こんな時にチャットなの?
声だけなんてさ。
会ってる時ならもっと…もっと…。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。