第5話

酔っ払い
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2019/11/21 02:10
秋(アキ)
秋(アキ)
『…So-skくぅん?』
ん?あれ?
ちょっと違う?なんだ?
So-sk(そうすけ)
So-sk(そうすけ)
「…もしかして、今日酔ってます?」
秋(アキ)
秋(アキ)
『え~、どうかなぁ~。酔ってる?かな~』
自覚ないんかーい。
てか、ちゃんと酔うんだ秋さん。
So-sk(そうすけ)
So-sk(そうすけ)
「どうかしたんですか?」
秋(アキ)
秋(アキ)
『ん~、ちょっと仕事、凹む事あって~…あったかなぁ~』
え?こんな秋さん珍しい。いや、俺初めてだよ。
(ど、どうしよう…)
俺が仕事の事なんか聞いてもなんも分かんねーし、
助けになんねーけど。
でも。
秋(アキ)
秋(アキ)
『なぐ、さめて~くれる~?』
きゅ~んっ
年上のイケメンが何年下のガキに甘えてんだよー。
(…ヤバいって)
全力でしたい。何を?
バグとか…いや、励ます。励ますとかだ!
So-sk(そうすけ)
So-sk(そうすけ)
「…全力で励ます、励まします…」
あー!ろくなこと言えねぇ。
なんだそれ、俺。
秋(アキ)
秋(アキ)
『全力で?…やっらしい~』
So-sk(そうすけ)
So-sk(そうすけ)
「な、何でそうなるんですか?!…や、やらしい事なんて言ってなっ」
秋さん、酔っぱらうとタチ悪いのか?
や、やらしい事なんて…考えてな…。
(うわぁあぁぁ)
ケタケタ笑い出したぞ、酔っ払い。
(むかっ)
人の気も知らんと。
笑い上戸かよ。
So-sk(そうすけ)
So-sk(そうすけ)
「…いつまで笑ってるんですか…シバきますよ…」
秋(アキ)
秋(アキ)
『…うん、来てよ。シバきに。』
きゅ~んっ
もう、この人やだ、もう。
秋(アキ)
秋(アキ)
『…ありがとう。茶化してごめんね』
So-sk(そうすけ)
So-sk(そうすけ)
「…少しは、気が紛れましたか?…」
なんでさー、こんな時にチャットなの?
声だけなんてさ。
会ってる時ならもっと…もっと…。

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