事の始まりは、双黒と呼ばれた2人の少年が出逢ったあの日から、2年経った、春先の事だった。
姐さん___ポートマフィア五大幹部が一翼 尾崎紅葉が
“任務先で拾った”と云う、少女。
「壊滅任務の任務先で居ったのでのぅ。それも、中也に瓜二つと来た....、其れにこの瞳を見て連れて来る以外の案が思い付かなくての。」
その少女は、中原中也に瓜二つで或った。
兄妹かと、見間違えてしまう程に。
「容姿は中也に似ているとは云え、矢張り全くの別人だね。だって、脳筋ゴリラじゃないもの」
「誰が脳筋ゴリラだ糞鯖野郎」
親も居ない
戸籍も無い
存在自体が謎に包まれている彼女は....
「私も信じ難いんだけどねぇ...。彼女のDNA検査の結果を見る限り、、、」
「中也君の妹だね。彼女は」
中原中也の妹で或った。
「頑張ってるのぅ。無理をせんで好いのじゃぞ?」
「嗚呼、あなた君。今度はこの任務を頼まれてくれないかい?」
「久しぶりだねぇ!あなた。今日こそ私と心中を...!」
「貴女は私の相棒です。期待してますよ」
「絶対離さねぇ。俺の、経った一人の家族だ。」
「大丈夫。無理はしてないよ姐さん」
「え〜...また?首領、人遣い荒すぎだよ...遣る卦度さァ」
「心中なら私何かじゃなく、其処ら辺の女性とどうぞご自由に〜」
「フェージャもね。お互い頑張ろう」
「ん。有難う中也。死ぬ時は一緒だよ」
皆に愛される
ヨコハマを護る守護神の様な存在に成りました
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。