第40話

違和感
7,181
2020/10/03 08:00
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ショッピside
ゾムさんには補佐的な感じで来てもらうっていう建前やけど…
実際には、めっちゃ頼ってしまいそうやなぁ…
そう思いながら、執務室の前の廊下をフラフラと歩いていると、天井裏から音がした。
あ、ゾムさんがまた天井裏から移動してる…
着地に失敗したら、骨…折れるで?ゾムさんのことやから大丈夫やと思うけど。
ショッピ
ショッピ
ゾムさーん!
ショッピ
ショッピ
どこいくんすかー?
真上を見上げて声をかける。
側から見たら、異常な人やなw
ゾム?
ゾム?
…!
ゾムさんが天井裏から降りてくる。
ゾム?
ゾム?
え、あぁ、自室に行こうと思ってたんやで!
何故か、声が上擦っている。
ショッピ
ショッピ
え、なんか…急いでました?
ゾム?
ゾム?
いや、そんなことないで?
ショッピ
ショッピ
あの…潜入捜査の作戦についてなんですけど…
ゾム?
ゾム?
…(^ ^)
ショッピ
ショッピ
…?
ショッピ
ショッピ
(なんや?この違和感は…?
ショッピ
ショッピ
俺がこの前お話ししたAルートで行くんで、ゾムさんは、Bルートじゃなくて、Cルートで行ってくれませんか?ロボロさんのハッキングデータによると、Bルートは警備が硬いそうなので…
ゾム?
ゾム?
あ、OK!
ゾム?
ゾム?
(^ ^)
ショッピ
ショッピ
(なんか…ゾムさん、今日…おかしい…?)
ゾム?
ゾム?
さいなら〜
違和感があるゾムさんは、ご機嫌で自室?に戻っていった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ゾムside
潜入捜査は…3日後かぁ…!

執務室で書類をこなしながら、そのことばかり考えていた。
やっぱり、準備万端で行きたいなぁ!

あ、ショッピ君にルート確認しに行こ!
執務室から天井裏に入り、ダクトを伝っていく。

行き先は、もちろん、ショッピ君の部屋!
ゾム
ゾム
ショッピ君〜!
ダッ
天井裏から飛び降りる。
ショッピ
ショッピ
⁉︎
ショッピ
ショッピ
やっぱり、吃驚するんやけど…
ゾム
ゾム
すまんw
ゾム
ゾム
潜入捜査のルートを確認しようと思って!
ショッピ
ショッピ
え、さっき…しませんでした…?
ゾム
ゾム
え?

プリ小説オーディオドラマ