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ショッピside
ゾムさんには補佐的な感じで来てもらうっていう建前やけど…
実際には、めっちゃ頼ってしまいそうやなぁ…
そう思いながら、執務室の前の廊下をフラフラと歩いていると、天井裏から音がした。
あ、ゾムさんがまた天井裏から移動してる…
着地に失敗したら、骨…折れるで?ゾムさんのことやから大丈夫やと思うけど。
真上を見上げて声をかける。
側から見たら、異常な人やなw
ゾムさんが天井裏から降りてくる。
何故か、声が上擦っている。
違和感があるゾムさんは、ご機嫌で自室?に戻っていった。
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ゾムside
潜入捜査は…3日後かぁ…!
執務室で書類をこなしながら、そのことばかり考えていた。
やっぱり、準備万端で行きたいなぁ!
あ、ショッピ君にルート確認しに行こ!
執務室から天井裏に入り、ダクトを伝っていく。
行き先は、もちろん、ショッピ君の部屋!
ダッ
天井裏から飛び降りる。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!