ダッ
バーンッ
俺が着地する音と、ショットガンの弾が虚しくゾムークではなく宙を切り裂いて壁を撃ち抜いた音が狭い部屋に響いた。
遠距離戦を得意とする俺はゾムークとある程度の距離を保ち、再びショットガンを構える。
近接戦を得意とするシャオさんが上から飛び降りて、シャベルでゾムークを殺ろうととするが…
シャオさんはシャベルという珍しい武器を使いこなしている。
実際、戦争時にも前線で活躍している。
シャオさんの攻撃が避けられ少し間が空いたかと思うとロボロさんが上からスナイパーでゾムークを撃ち抜こうとした。が…
さすがゾムさんの最優秀部下。強い。
しかし、これくらいで俺たちが挫けるわけがない。
俺たちの大切な仲間を傷つけた罪は重い。
そして____
俺はショットガンを連射し、ロボロさんは1発1発丁寧にスナイプしていく。
シャオさんはシャベルを振り回す。
ゾムークは、それを避けていくが、かわすことが出来なかった攻撃によって少しずつ死への道を歩んでいく。
とどめを刺したのは…
大声で叫びながら飛び降りてきたコネシマさんに続いて続々とやってきた仲間たち。
罪人の最期は_______________
ゾムークの心臓の中心ショットガンで撃ち抜いた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。