第20話

ゾムの過去
9,348
2020/08/14 10:46
ゾム
ゾム
俺は、☆国では下級兵やってん。
ショッピ
ショッピ
こんなに強いのに⁉︎
ゾム
ゾム
…☆国は実力ではなく、身分とかで階級が決まるんや
ショッピ
ショッピ
えっ…
ゾム
ゾム
俺の親は、☆国幹部で、最高戦力と言われていた。
ショッピ
ショッピ
ゾムさんみたいですね。
…では、何故ゾムさんは下級兵だったんですか?
ゾム
ゾム
俺は、はじめはとても大切にされていた。
でも…
親が最高戦力やったお陰で努力しないでも大切にされることや、
…自分で言うのもあれやけど俺の実力に対して、
嫉妬や妬みを持つ奴らがいたんや。
ショッピ
ショッピ
(辛いこと思い出させてしまったな…)
ゾム
ゾム
そいつらは、その気持ちを行動に表した。
ゾムの声のトーンはどんどん下がっていく。
ゾム
ゾム
俺がやった資料を捨てられたり、武器を壊されたり、怪我させられたりしたんや。
酷い時には、変な噂も流された。
ショッピ
ショッピ
いじめじゃないですか!
ゾム
ゾム
俺は、そのことを親や総統に話した。
でも、証拠が全くなかったんや。俺自身も誰にやられているのかわからない。
だから信じてもらえず、それによってまともに活動できなくなった俺は無能として扱われ始めた。
ショッピ
ショッピ
ゾムさんが無能…⁉︎
そんなわけないです!ゾムさんはとても頼れる有能です!
ゾム
ゾム
俺は、そう言ってもらえて嬉しいわ。
ゾム
ゾム
でもな。そこからもっと努力して暗殺を任してもらえるくらいになったんや。
まあ、下級兵のままやったけど。

俺のことを妬んでたやつが落とした信頼を取り戻す…

そんなの、そいつらの思う壺やん。そいつらは俺の苦しむところが見たいんやから。
それでそんな日々が馬鹿馬鹿しくなったてん。

そんなやりきれない思いを抱いていた時、我々国に入った。
俺、嬉しかった。
でも、こいつらも俺のことを…と思うと、完全に信じられんかったけどな。
今はみんなに感謝してるよ
ショッピ
ショッピ
ゾムさんにはそんな過去が…
ショッピ
ショッピ
(あ、あの手紙返さな)
ショッピ
ショッピ
ゾムさん…これ…☆国の国章だったんで気になって…
ショッピは☆国からの手紙をゾムに返す。
ゾム
ゾム
あれ、いつの間に…
ゾム
ゾム
…俺の答えは決まってる。
ゾム
ゾム
俺は、
我々国に居たい。
この国がいいんや。
ショッピ
ショッピ
ゾムさん…
ショッピ
ショッピ
俺、ゾムさんが仲間になってくれてよかったと思ってます!





いろは(作者)
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今日の、 常識外れ鬼ごっこ 超面白かったWWWWWW
いろは(作者)
いろは(作者)
ゾムさんの隠れ方や、ロボロさんのサバイバルWWWWWW
いろは(作者)
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それでは、観覧ありがとうございました!

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