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ショッピside
派手に内ゲバを起こしたコネシマさんたちに巻き込まれて書かされる羽目になった始末書をやっと終わった…
トントンさんに出しに行こ〜
部屋を出て、執務室に向かおうとすると、ゾムさんが玄関の方に向かうのが見えた。
あれ…?ゾムさんって、、、今日、非番っすよね…?
急いでゾムさんに駆け寄り、声をかける。
近づいてみて気付いた。今のゾムさんは警戒心MAXだ。
あれ…?彼は、武装していないか、、、?
明らかに気軽なお出かけに行くような様子ではない。
確かに、俺がゾムさんの自由を奪う権利はない。でも…
…明らかに様子がおかしい。
今のゾムさんは、いつもの人懐っこい笑みを浮かべている優しいゾムさんじゃない。
バッ
歩き出したゾムさんの腕を掴む。
ゾムさんの腕を掴んでいた俺の手を乱暴に振り払い、ゾムさんはこちらを振り返ることもなく走り去ってしまった。
…走っているゾムさんは、何故か少し悲しそうに見えた。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。