第60話

奇跡を待とう

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2020/12/31 08:00

しんぺい神

その薬の解毒剤を作ったとしても、記憶が戻る可能性は低い。
そもそも、その薬の正体がわからないから、解毒剤を作ることも不可能に近い。

ショッピ

う…嘘…

しんぺい神

本当だよ。否定したくなるのは、みんな同じ。
俺たちは、、、奇跡を待つしかないんや…

トントン

これは、ゾムを苦しめたことの代償なのかもしれへんなぁ…

シャオロン

唯一ゾムを信じたショッピ君まで辛い思いをする羽目になるなんて…神様は酷いことするんやな…

ショッピ

…1番辛いのはゾムさんだと思います。

ショッピ

いじめられて…誤解が解けてまたみんなで笑い合えると思ったら、何もかも忘れてしまって…

頬を涙が伝う。
…ゾムさんに対して、なんて俺は弱いんだろう。

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食堂にて　ゾムside

7時まで、あと3分。
時計は、止まることなくカチカチと時を刻む。

ゾム

あの人たち…遅いなぁ…

俺が来たのは、数分前。…あれ？人のこと言えないかも。


バンッ

鬱先生

すまーん！遅くなってもうた！

乱雑にドアが開けられて、虹色の幹部が駆け込んでくる。

ロボロ

さ、飯にしよ！

ゾム

え…？

ゾム

よ、用意してあるん？

ぐるりと周りを確認するが、何も見当たらない。

ショッピ

ゾムさん、談話室に行きますよ！

紫色の彼…ショッピに手を引かれ、食堂を飛び出す。

ゾム

え、えぇっ？

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談話室にて

ショッピside

コネシマ

ふーんっ！プロ結果！

飾り付けられた談話室。机には美味しそうな料理が並んでいる。…パーティだ！
数時間でこのクオリティだ。結構頑張ったと思う。

記憶を失ったゾムさんと仲良くなれるように、みんなでワイワイはしゃごうじゃないか。ということで開かれた。

…まぁ、あの会議中のお葬式のような雰囲気のままじゃゾムさんも不安になるやろうし。
なかなかの名案だったと思う。

ゾム

こ、これは…パーティ？

ショッピ

そうです！さぁ、席に座って！

そういえば、ゾムさんは記憶喪失したと言っても、世間常識とかは抜け落ちてないみたいだ。

シャオロン

酒飲むぅ？

トントン

おい！いきなり酒とか、アホか‼︎

ゾム

(≧∀≦)

ゾム

(なにこの人たち、めっちゃおもろいやん。)

ショッピ

(少しづつ記憶が戻ってくれるとええなぁ)

いろは(作者)

〜関係ない話〜

新オープニング神‼︎

ロボロさんのソロパートのところで「天」の紙が一瞬、少しだけ剥がれてロボロさんの笑顔が見えるところが気に入りました。
ゾムさんは、やっぱり人狼系ですよね〜カッコイイ。
最後にこれだけ言いたい。…ショッピ君。DDRって楽器だっけ？

長文失礼しました。
観覧、ありがとうございました！(100文字を超えていくぅ…)