えー、徹です。
深刻です。妹が彼氏とデートです!
見守るべきと思い(ホントは間に入りたい)付いてきてます
ストーカーじゃないよ!
国見英です。
公園で及川さんを見つけ、絶対今日ストーカーするなと
思いました。
でも、あなたがナンパされてたのでそれどころじ
ゃなかったです。
あなたにはバレないようにしてあげなきゃ…。
とりあえず、L○NEで
『俺は彼氏じゃないです。言い逃れの為に言っただけなんで。後、あなたにバレたら知りませんよ』
『え、バレた…。』
『俺にはバレバレです。』
アホかと直接言いたいのを我慢した俺、褒めて。
ヤバい…。及川さんがいる方じゃん!
よし、ここは…。
あなたの痛めてる方の足側の手を繋ぐ…。
これで及川さんは視界に入らないはずだし。
照れてるあなた、可愛いな…。
ちなみに、選んだのはスマホカバーとTシャツ。
普段使えるものがお兄ちゃんは1番喜ぶとあなた
が言ってたので2人で考えた。
確かに及川さん普段使えるものを女子から貰うと嬉
しそだったし。兄妹って凄いんだな。
と、言ってる暇もなく帰りまでがミッション。
あなたが気付かないように隠れやすいルートで
帰らなければ…。
ってあ。
先回りしてたらしく、ばったり会ってしまった。
あなた、気付いてたのか…。
と、3人で駄弁りながら帰った。
そっと、耳打ちすれば嬉しいに笑ってくれた。
今日は騙しちゃってごめんね。
でも、笑って欲しかったんだよ。
そう、心の中で呟いた。
いつか、あなたの笑顔がもっと多く。
そして、もっと近くで見られるようになりますように…。
国見英
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。