体操着らしきものを着ろと指示した男の人はここの担任で、『相澤消太』と名乗った。
緑髪の男の子が、『イレイザー・ヘッド!?』なんて言ってたけど、どういうことだろ。
ま、いいや。体力テストらしいし、適当に着替えて行かなきゃ。
響香たちが来て、そう言われた。
返事をする前に手を引かれて言われるがままに更衣室に向かった。
〜更衣室〜
あんま目立ちたくなかったのに!
〜朱里視点〜
そういい、周囲を見渡す。
まさか、いきなりおさげの女の子に話しかけられるとか、俺運悪すぎるかもしれないな…
たしか…あなた…魔条あなたって言ってたな…
俺が、『女』だってこと、絶対バレないようにしないといけない。
信用…できるなら話そう。
着替え終わったし、そろそろグラウンドに行かなきゃな。
体力テスト…
せっかく雄英に入れたんだから、頑張らないとな。
NEXT…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。