___雄英高校。
ヒーローになるためのヒーローの育成高校。
今日、私は試験を受ける
受け継いだ私の個性、『ワンダーランド』で!
私の大切な、家族や兄弟みたいな人たちの大切な力で。
エースたちの言葉に背中を押されつつ、私は試験会場へ向かった。
そして、プロヒーロー、『プレゼントマイク』さんの説明を受け、模擬試験を受けることにした。
他の人はみんな、自信に満ちた顔をしている。
【プレゼントマイク】
よーいスタート!
その言葉を聞き、私は走った。
しかし、誰も走らない。
他の人は『え?』とか、頭にハテナマークがついてるような感じだった。
【プレゼントマイク】
カウントダウンなんざねぇよ!走れ走れ!
私はロボットを探した。
それは1POINTロボット。
なんの技を使おうか迷う…
これしかない___!
そう唱え、私は1POINTロボットに触れる
すると、1POINTロボットは砂に変わっていった。
___ありがとう。レオナ先輩。
次は一気にロボットたちが来た。
どうしよう。
そうこうして逃げていると、転んでしまった。
転んで傷をどうにかしようと悩んでいるが、ロボットたちは容赦ない。
なら___!
これで、分身たちが戦ってくれるはずだ。
たまたま持っていた布で傷口を覆い、応急処置をした。
終わったところで、分身たちがロボットを倒してくれたようだ。
そうして、たくさんのPOINTを集め、模擬試験は終わった。
最後に、緑髪の男の子が茶髪の女の子のことかばってたな。
緑髪の子、腕がすごいことになってた。
青い?紫?腕全体に青タンできたみたいな…?
まぁいいや。とりあえず、結果発表を待とう。
絶対合格したい。いや、しなくちゃ。
もちろん、エース達の言葉もあるけど、それより…
モブちゃんがいるから___。
NEXT…
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。