クラスの目の前に来た。
ーーーーあなた目線ーーーー
いやーまさかはゆと同じクラスだなんて思わなかったな〜
あと、"あいつ"も
一緒だった。
えーっと私の席は…おお!1番後ろの席じゃん!!
あぁ、出来れば窓際が良かったけど、しょうがないな、、。
隣の席は、知ってる人なのか??
…え?ころん?
はゆ「えぇ!ころんあなたと隣の席じゃん、良かったなぁころん!」
ころん「何がいいんだよ、こいつモテるから隣にいると他のやつからの視線が痛いんだよ」
はゆ「お前も負けねぇぞ?」
『そーだぞー!今日の朝も女子がころんとさとみくんの話してたんだから』
『おいはゆ、今から真似するぞ』
ころん「余計な労力だな」
『ねぇねぇ、あの2人ちょーいけめんぢぁなぁい????????』
はゆ「まじそれなぁ!ゥチはあの背の高い方がたぃぷなかぁ♡♡」
ころん「キモイやめろ。ってか背の高い方ってさとみくんだし、僕じゃねぇじゃん」
『後でちゃんところんの話もしてたよw背が低い方が可愛いんだとw』
ころん「おい背が低いこと気にしてんだから、失礼だぞ」
『ごめんごめんw』
『はゆは?席どこなの?』
はゆ「えーとね……あ………」
『プッwwwwwwwwwww1番前じゃんwwwwwww』
はゆ「絶てぇ許さねぇ」
ころん「www早く入るぞwww」
ーーーー教室ーーーー
教師「はーい皆席につけー」
教師「今日から君たちはクラスメイトになる。なので、お互いのことを分かっていないと、いいクラスにはならん。ってことで、今から自己紹介をしてもらう、じゃあ前から始めて〜」
うわぁ自己紹介とかだるっ
ちなみにころんは?
うわぁめっちゃ嫌そうな顔してるぅww
でもよく見たらころんって、、、、綺麗な顔してるな。
いつも一緒にいたからあんまり意識してみなかったけど
その顔で笑顔でも浮かべられたら、そりゃイチコロやな…w
ころん「…?」
『わっびっくりした、急にこっち見んなよ』
ころん「あなた、なんで僕のこと見てたの?」
綺麗だなーって思いながら見てたとか言えないしな…
『いや、なんか嫌そうな顔してるなーって思って』
ーーーーころん目線ーーーー
ころん「まあ確かにめちゃめちゃ嫌だけどさぁ」
なんだ、意識して見てくれた訳じゃないのか…
教師「おい!!そこの2人!!こそこそ何話してんだ!!」
「『すっすいません』」
クラスから笑いが溢れる
ーーーーあなた目線ーーーー
ーねぇなにあいつ、あのイケメンなこと馴れ馴れしく喋って、私たちのころんくんでしょ?ー
ーまじそれな〜ー
おーおーなんか漫画とかでよくあるいじめの標的になるやつやん
その調子やと「もー!あんた私達のころんくんに近づかないでよねっ!フンっ!」とか言われるやつやん、くそめんどくせぇやつやん!
気を付けよ…
ーーーーころん目線ーーーー
ーなぁ、あいつ確かに顔は整ってるけど、どう見てもあなたさんのこと狙ってるようにしか見えなくね?笑笑ー
ー確かに笑 お前のもんじゃねーっつーの笑ー
おーおーモテ女を好きになるのは辛いな…
ただ、お前らよりは断然僕の方があなたのことをちゃんと想ってるから。
教師「じゃあ、自己紹介を始めてくれ」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!