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第1話

第二話。
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2019/06/14 09:40
歌仙兼定
歌仙兼定
全く、早く僕に会いたい気持ちは分かるけれどねぇ、急ぎすぎると危ないと前に何度も言っただろう?
目を開けると、私の初期刀であり……恋人でもある歌仙兼定が私を抱えていた。
太鼓鐘貞宗
太鼓鐘貞宗
主!大丈夫か?
丁度歌仙が通りかかってほんとによかったぜ。
あなた

う、うん…!歌仙ありがとう……
(歌仙の顔が近い……/////)

歌仙兼定
歌仙兼定
太鼓鐘、一応主に怪我がないか見てくるよ。
さっきは主に忠告してくれてありがとう。
太鼓鐘貞宗
太鼓鐘貞宗
おう!気にすんな!!
歌仙兼定
歌仙兼定
さあ、主。部屋に行こうか。
歌仙はすらりとした手をこちらに向ける。


私はその手を迷う事なく握りしめ、私達は歌仙の部屋へと向かった。
太鼓鐘貞宗
太鼓鐘貞宗
ほんとにあの二人、仲良いよな。

最初の頃はここまで仲良くなるとは思わなかったぜ。
2人が去った後、ポツリと太鼓鐘が呟いた声は本丸の賑やかな声に掻き消された。




ここから先は、第××号本丸の主と初期刀の歌仙の出会いの話である。

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