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あなたside
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『今日1人で帰るから先帰ってて』
中村「1人で大丈夫?危なくない?」
『ッチ … 大丈夫だっつーの』
『そーゆーのいちいちウザいから 笑』
中村「そっか ごめん 気をつけてね?」
あぁもう当たりたくないのに
自分が機嫌悪いからって嶺亜に当たって
嶺亜にとってはいい迷惑だよね 笑
『っはぁ はぁ はぁ 』
" ラスト1セット ~ !! "
大会が近いから練習にラストパートをかけて
終わったのは夜の20時を回ったころ
あぁっ 暗すぎ …
いつもは嶺亜が待っててくれるから
怖くないんだけどね 笑
今日は先に帰ってって八つ当たりしちゃって
まぁ自己責任ということで頑張って帰ります
ねぇなに?なんでこんな時に限って誰か後ろいんの
はやくどっか曲がってよっ … 怖いから
スマホっ … スマホ … あ,あった
宛先 : 中村嶺亜
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お願い!!たすけ|
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… なに送ろうとしてんの?
自分から1人になりたいって言ったんだから
嶺亜に頼っちゃだめでしょ …
そのままポケットの中にスマホをいれて
走って … 走って帰れば大丈夫だからっ … うん
よしっ … そこの角を曲がったらすぐ走れ
『っはぁ はぁ もうっ … きょうなんかッ はしればいいのっ … しつこすぎっ はぁ 』
無駄に速いとかやめてよまじでぇ
ドタッ
『ぃったぁっ … 』
さいっあく … 足くじくとかほんとむりっ …
「っはぁ はぁ はぁ さっすが足速いねっ はぁ 」
「あなたちゃん なんで逃げるの?」
「これから僕の家に来ない?楽しいことしよう?」
「あ,足くじいた?」
「おんぶしてあげる軽そうだしね」
『ちょっ いいからっ … 触んないでっ … 』
「え?なんで?」
こっちにジリジリ近づいてきて壁際に追いやられた
痛くて立てないから逃げれない
それをいいことにどんどん距離を縮めてきて
太ももらへんをさわさわ触ってきたりきもちわるい
『っとにッ … やめて 』
ははっ もう終わったな 私の人生終わった
このままヤられるんだ 嶺亜に合わせる顔ないし
「あれ?抵抗しないんだ?」
『もう … どうでもいいし』
「ふーん じゃあヤろっか」
手がスカートの中に入ってきたとき …
??「なに言ってんの?どうでもよくないでしょ」
『れいあっ … 』
中村「メール打つなら最後まで打ちなよ」
中村「途中までだったら意味わかんないから」
『なんでっ … メール送ってないし』
中村「送ったつもりなくてもなんか当たって送られてきたんじゃない?」
中村「スマホそのままいれる癖あるでしょ」
『たしかに … 』
「あのさ君誰」
中村「え?あなたのストーカーしてたならわかるでしょ彼氏だけど?」
「でも今日一緒に帰ってないし朝だって言い合いして … 」
中村「まぁ間違ってはないわな あれ 別れたとか思った?残念別れる気ないから」
「ッチ もういい」
中村「まてやおっさん」
中村「警察行こ?女子高生にストーカーしてたんだからさ」
「っ … 」
中村「行くよね?」
「 … わーったよ」
中村「じゃ電話するね ~ 」
そのあとはすぐ警察がきてストーカー(?)は捕まった
『嶺亜?』
中村「ん?」
『怒ってる … ?』
中村「 … 怒ってる」
『じゃあ … 置いて帰ればいいのに 嫌いになればいいのに 迷惑だって言えばいいのにっ … 』
中村「なんか勘違いしてない?」
『なにを …っ… 』
中村「怒りはしてるよ?こんな心配かけて もうどうでもいい なんて言うし」
中村「だけど好きだからここまですんだけど?」
中村「迷惑なんて1㍉たりともおもってないし」
『ばかっ … ばかれいあっ』
中村「いやばかにばかって言われたくないんだけど?」
『っあぁもう 触られたとこ汚ないけがれた』
中村「はいはい 消毒しましょーね」
やっぱ嶺亜がいないとなって思った
嶺亜が一番だなって実感できた
迷惑ばっかだけど好きでいてくれてありがとう
(中村「あ,これから1人で帰るの禁止」)
( 『なんでよ』 )
(中村「またあんなめに合ったら危ないでしょ」)
( 『 … はーい )
# えんど
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新 作 作 っ た ぶ い
幸 せ へ の カ ウ ン ト ダ ウ ン
っ て や つ 消 し た ん で 出 し て み ま し た
見 て み て く だ さ い ☺
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!