第7話

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2020/08/06 12:26





北斗side























「大我…!!!」
















『北斗!来ないで!!』













大我は声を荒らげて近づくな











そう言い続けた.











でもどんな状態でも…場所でも…














彼は天使のように美しかった.















守りたい.














こんなに仲良くなれたんだから















いや…大我の存在が生きがいなんだから.




















「大我が死んだら俺も死ぬ.」




















そう言うと大我は驚いたように目を丸くした.























『そんなの…だ、めだよ…』
















「じゃあ生きてよ!俺のために!」


















俺は不意をついて大我の元へ走る.


















「大我!」
























自慢の足の速さのお陰か.

















大我が落ちる前に助けることが出来た.
















『北斗…ごめんなさい…泣』











腕の中で泣きじゃくりながら言う大我の頭を撫でて
















「大好きだよ.」












俺は何度もそう呟いた.
































噛み合ってないように感じるかもしれないけど






俺なりの慰め方だった.













出会ってまだ半年だけど


















俺は彼を守りたい.










そう思うようになったのだ.







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