第3話

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2020/07/26 01:53










高校生になったこの夏














つまらない学校から彼は解放してくれた.




















学校帰りの道にある海辺.












コンクリートに腰をかけて座る.























『松村北斗…』
















突然俺を呼ぶ声がした.















急いで振り向くとそこには金髪の美少女…















いや美少年がまっすぐな目で俺を見つめていた.






















「な、なんか用ですか?」
















『北斗…友達になろうよ』
























まずなんでこいつは俺の名前を知ってるのか



















そしてなぜ友達になろうなんて言ったのか




















考えても考えてもわからなかった.













でもその金髪の美少年はまっすぐな目の奥に














何かを抱えてそうな闇を感じた.














だから俺は良心で





「いいですよ。」






















そう言ったんだ.













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