第10話

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2020/08/07 06:39





大我side


















『俺、好きな人ができたんだ。』



















少しだけでいいから気づいて欲しくてこう言った.













「それって……誰?」












優しく頑張ってねって言ってくれると思ったけど












そういう北斗の声は濁ってて少し怖かった.














『誰って……北斗はいないの?』



















「……いるよ。白くて可愛い天使みたいな…」

































「男の子。」


















北斗も男の子が好きなんだ.
















それが俺だったらいいのにな…















『俺も男の子好きになっちゃった…お互いがんばろう』



















急いでそう返しちゃったけど内心北斗の好きな人になりたかった







とか









男の子だから期待してもいいよねとか







色んな自分の意見で混乱していた.



















少し沈黙が流れてしまったけど




















僕らの出会いは運命だったのかもしれない.














確信はできないけど北斗といると安心するから.



























それでもまだ言えない.























もう1つ




















大きな隠し事をしていることを.



















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