第23話

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2020/09/15 10:03





北斗side













あの後俺は愛を確かめるようにハグをして、大我に気持ちを伝えた.








あの頃言えなかった















〝好き〟











の一言を口に出し大我も同じ気持ちだと知る.












俺たちは甘く青春の1ページを刻むようにキスを交わした.












あぁ、幸せだな、











大我に会えたんだな.














これからも生きていこうと思えたんだ.












ただその幸せもつかの間、















(北斗…)



「お、お父さん?」



(その男の子は誰なんだ?)



「…彼女」



『お義父さん、この度北斗くんと…』
バシッ




『っ……』




「お父さんなにやって!」



(こんな男が彼女だ?いい加減にしろ!)



「別に俺が誰を好きになろうと関係ないだろ!」



『…北斗………』



(男と付き合ったらお前が傷つく、分かってるだろ!?)



「いーや、俺は大我のこと…好きだから離さない、傷ついてもいい、大我といたい!」



『…俺からもっ、お願いしますっ!』















(北斗には幸せになってもらいたいんだ、それが叶うなら…いい。ただ、大我?くん、北斗を守ってくれ。それなら許してやる。)








案外単純だった父親だが、前に聞いたことがある.




昔は同棲愛者だったこと、





みんなに批判されて相手が辛くて亡くなったこと、










少しは分かってくれてるのかな、














俺は大我とこれからもずっといたいから、










「『ありがとうございます!』」












認めてくれる人ができて安心.












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