あなたは賢司、猛にだいぶやられていた
あなた「どういう…つも…り?」
猛 「お二人さんが一緒に居ると異常にむしゃくしゃするんだよ」
あなた「だからって…」
賢司 「生意気言うんじゃねぇ!」
ガスッ
あなた「いやぁっ!」
─────────────
三橋「よう、伊藤、理子」
伊藤&赤坂「おはよう」
三橋「あれ?あなたは来てねぇな。どした?」
伊藤「そういえばそうだな」
赤坂「休みなんじゃない?」
皆が窓を向いてざわめいている
クラスメイト「開久じゃん!」
クラスメイト2「しかも大勢で」
三橋、伊藤、赤坂は玄関にいる猛、賢司の元へ行った
三橋「またお前らかよ。今度は何のようだ」
猛 「お宅のあなたさんを連れて帰ってきましたー」
後ろから開久高校の奴らが出て来た
奴らが持っていたのはあなただった
血だらけでアザもたくさんあった
伊藤「あなたちゃん?!息がない」
三橋「理子、お前はあなたを保健室に連れて行け」
赤坂「わっ、分かった」
理子はあなたを保健室に連れて行った
三橋「おい。相良、あなたをよくやったな。」
伊藤「女でも容赦ねえんだな」
猛 「やるか?」
三橋&伊藤「おもしれぇ。上等じゃねえか。」
─────────────
ガラガラ
三橋「理子あなた大丈夫か?」
赤坂「ひどいから病院に行ったわよ」
伊藤「マジかよ…」
赤坂「病院いこ?」
三橋「行くぞ」
─────────────
ガラガラ
三橋「おいあなた大丈夫…か」
そこには腕や足、頭に包帯が巻かれてある
伊藤「え…」
三人は言葉を失った。
あなたは眠っている
あなたの手が動いた
三橋「あなた!」
あなた「あっ、三ちゃん」
三橋「あっ、三ちゃんじゃねえよ!なんでこうなったんだよ…」
あなた「三ちゃんと、私が…一緒に居…たら…異常にむしゃ…くしゃするんだよ…って」
三橋「それくらいで…あの野郎…!」
伊藤「まぁあなたちゃんはゆっくり休んでね」
あなた「ありがとう。ニコッ」
伊藤「おっ、おう」
赤坂「あっ今日用事あるんだった!伊藤ちゃん帰りましょ?」
伊藤「おう。じゃあな三橋あなたちゃん、お大事に」
あなた「ありがとう伊藤君、バイバイ」
ガラガラ
三橋「あなた、俺さ、なんか別れてから叫び声が聞こえたんだよ。でも子供が遊んでんのかと思ってよ、行かなかったんだよ」
あなた「三ちゃん…」
三橋「お前を守ってやれなくてすまないな」
あなた「う、うん///」
(惚れちゃいそう)
三橋「じゃあなあなた。」
あなた「うん。じゃあね」
頭をポンポンされた
ガラガラ
顔がほてっているのが分かる
あなた(っーーーーーーーーーーーーーーー!!!!)
気付いたら三橋の事ばかり
もしかしたら
三橋の事
好きなのかも知れない
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。