第7話

命に嫌われている。 カンザキイオリ
46
2019/11/03 09:03
_作者@梅咲離価_
作者梅咲離価
誤字脱字許してください
にたいなんてうなよ」

あきらめないできろよ」

そんなうたただしいなんて馬鹿ばかげてるよな。

実際自分じっさいじぶんんでもよくて

まわりがんだらかなしくて

「それがいやだから」っていうエゴなんです

他人たにんきてもどうでもよくて

だれかを
うこともファッションで

それでも「平和へいわきよう」なんて素敵すてきなことでしょう

画面がめんさきではだれかがんで

それをなげいてだれかがうたって

それに感化かんかされた少年しょうねんがナイフをってはしった


ぼくらはいのちきらわれている

価値観かちかんもエゴもけて

いつもだれかをころしたいうた
簡単かんたん電波でんぱながした

ぼくらはいのちきらわれている
軽々かるがるしくにたいだとか

軽々かるがるしくいのちてるぼくらはいのちきらわれている


かねがないので今日も一日中いちにちじゅう惰眠だみん謳歌おうかする

きる意味いみなんて見出みいせず

無駄むだ自覚じかくしていきをする

さびしいなんて言葉ことばでこのきずあらわせていいものか

そんな意地ばかり抱え今日も一人ベッドに眠る

少年だった僕たちはいつか青年に変わってく

年老いていつか枯れ葉のように

誰にも知られず朽ちていく

不死身の身体を手に入れて

一生死なずに生きていく

そんなSFを妄想してる

自分が死んでもどうでもよくて

それでも周りに生きて欲しくて

矛盾を抱えて生きてくなんて怒られてしまう

「正しいものは正しくいなさい」

「死にたくないなら生きていなさい」

悲しくなるならそれでもいいなら
ずっと一人で笑えよ


僕らは命に嫌われている

幸福の意味すらわからず

産まれた環境ばかり憎んで

簡単に過去ばかり呪う

僕らは命に嫌われている

さよならばかりが好きすぎて

本当の別れなど知らない僕らは命に嫌われている

幸福も

別れも

愛情も

友情も

滑稽な夢の戯れで全部カネで買える代物

明日死んでしまうかもしれない

すべて無駄になるかもしれない

朝も

夜も

春も

秋も

変わらず誰かがどこかで死ぬ

夢も明日も何もいらない

君が生きていたならそれでいい

そうだ本当はそういうことが歌いたい

命に嫌われている

結局いつかは死んでいく

君だって僕だっていつかは枯れ葉のように朽ちてく

それでも僕らは必死に生きて

命を必死に抱えて生きて

して

あがいて

って

えて

きて

きて

きて

きて

きろ。

プリ小説オーディオドラマ