第30話

怖い
81
2018/09/20 07:31
手の中にあった温もり
体の内に蓄えられた「暖」
その色が無くなる時
私の心は何者かに、えぐりとられてしまう
孤独と絶望に脳を振り回され
破裂しそうな喉仏を抑えながら、叫んだ声は
もはや音ではない
軽やかに歌う
目の前の影は
私の
手という手
足という足を痙攣させる
やめて、
私を元の世界に戻して。
あの呪怨から解けたときの脱力感は
ただものじゃない。
もあ
もあ
一夜に3回も、金縛りになると怖いです
もあ
もあ
幻覚もやばかったし
もあ
もあ
最近は不安定なのかな。
もあ
もあ
とにかく、怖くて怖くて仕方がなかった夜

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