第48話

爆豪君
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2021/08/14 03:41
切島「ば、爆豪!?」


爆豪「何やってんだって聞いてんだよ」


なんか、不機嫌?
と、取り敢えず切島君から離れないと

そう思っていたのは私だけではなく、切島君も
爆豪君の不機嫌に気づき私から手を離した


切島「茜っ...平気か...!?」


茜「うん、もう大丈夫...」


切島「それならいいんだけどよ..休めよ」


切島君は肩をポンと叩いて、会場に向かった


爆豪君いるし、ちょっと気まずいな

最初にあったのは中学校の時、出久君がいじめられていたところを助けた時だ


治ってきたし、観客席にもどろうかな....

戻ろうとした時、爆豪君が「おい」と言われ
 「どうしたの?」と答えた


爆豪「...それどうしたんだよ」


茜「え?」

爆豪君が見ている所を見ると、血がついていた

多分吐血した時についたんだろう


茜「....えっと..く、口が切れてち、血がデタンダヨ」


私は多分嘘が得意な方だ.....多分


爆豪君はさっきよりも機嫌が悪くなった

爆豪「あ"?嘘つくんじゃねぇよ」


圧をかけられたので、正直に「吐血しました.」
 と言った


爆豪「ッチ最初からそう言えや」


茜「........」


爆豪「寝とけや」


茜「....え?もう平気だよ?」


爆豪「ダメだ寝とけぶっ殺すぞ」


茜「.......」


私は椅子を繋ぎ、そこに横になって目を瞑る


フワッ


茜「............?」


爆豪「ストレッチすっからそれ持っとけやクソが」


そう言って優しく私の体にかけたジャージ

なんか、こう自然にできるのってかっこいいよね


柔軟剤の良い香りに包まれて目を瞑った

 
爆豪「 おい...起きろや白髪野郎.....おい!!」


茜「ッ!?」

体を揺さぶられて、熟睡していたことに気づいた


そんなに寝てたの.....?


爆豪「.....てめぇ寒いのかよ」


茜「?」

とくに寒くはないけど...
もしかして、あの場所の夢を知らない間に
見てたのかな.....


茜「大丈夫、爆豪くんはこれからなの?」


爆豪「.....おう」


爆豪君の手がこっちに伸びてきたけど、

ピタッと止まった


茜「.........?」


爆豪「 何やってんだ俺.....


茜「なんて言ったの?」


爆豪「黙ってろクソガ、立てんのかよ、あ"?」


茜「うん大丈夫、ありがとね」ヘラっ


爆豪「 ッ....笑えんのかよ//


茜「?」


そういえば次はお茶子ちゃんとだよね......


茜「ギャラリーで見てるね、頑張って」



爆豪「...........」


爆豪君はそのまま何も答えず行ってしまった


私は皆の所に向かった


芦戸「茜!どこ行ってたの?」


茜「えっと...お手洗い」


心配はかけたくないし...私は出久君の隣に座った


プレゼン〈第8試合スタート!!!〉

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