第49話

エンデヴァー
163
2021/08/15 05:09
プレゼン〈第8試合スタート!!!〉




あ、始まった



麗日ちゃん....大丈夫かな



爆豪君は手加減なんてしないからね....





距離を詰めようとしても、攻撃を喰らっている



?なんで麗日ちゃん低い姿勢になってるんだろう?



.....成る程ね、だから低い姿勢...



上を見ると、沢山の岩があった



麗日「ありがとう爆豪君________油断してくれなくて!!!」




爆豪君を利用して攻撃手段を形成した....



やっぱり凄いなお茶子ちゃんは



麗日「勝ぁぁぁぁっつ!!」



爆豪君に触れるか触れないかの所でとてつもない爆音が聞こえた



煙が晴れて、爆豪君が立っていて



あの量を一瞬で......



プレゼン〈ばっ爆豪!会心の爆撃ぃぃ!!麗日の秘策を、堂々!正面突破ぁぁ!!〉



それでも、尚立ち上がるお茶子ちゃん...


でももう既に限界を超えていた



ミッド「麗日さん行動不能、二回戦進出爆豪君!」



悔しいだろうな....



わああっと盛り上がる会場、そんな中麗日ちゃん
の背中が小さくみえて、大きく見えた


麗日ちゃん、心配だな...


私はお手洗いをしに

ギャラリーを出て、廊下を歩いた




お手洗いが終わってギャラリーに戻ろうとすると


誰かの話し声が聞こえた


あれは....


茜「出久君.....」


緑谷「僕はオールマイトじゃありません」


?「そんなことは当たり前.....」


緑谷「当たり前ですよね...轟君も貴方じゃないっ」


轟...君?


聞き耳を立てていると、こっちに向かってきた
巨体な人と目があった


?「...お前か、手間が省けたよ」


えっ....と....

誰.....?


茜「.......えっ..と」


?「私の事を知らないのか....エンデヴァーと言ったらわかるか」


エンデヴァー?

聞いたことないな.....


エンデヴァー「...ヒーロー志望じゃないのか?まぁ
 いい、轟焦凍の父..と言った方がわかるな?」


轟君の....




茜「と、轟君の...?」


た、たしかに似てる........かも


エンデヴァー「君の個性、見せてもらったよ....
 中々良いものを持っている。オールマイトと
似ているのだな」


茜「よく、言われます」


エンデヴァー「君が次勝てば、焦凍とあたるな」


茜「出久君が轟君に勝てばの話ですけどね」


エンデヴァー「勝さ、そうでなければオールマイトを越せるわけがない...君にも今はくだらない
反抗期だが、いつか俺の野望を_____」


茜「轟君は、とても強いです。」


エンデヴァー「当たり前だろう。オールマイトを
越せさせるために鍛えたのだからな」


茜「でも、轟君は貴方の轟君じゃないですよね..?」

エンデヴァー「何を______」


茜「轟君は自分自身の物です、轟君は、貴方の物
ではありません」


茜「私に言える物ではないですけど....親の愛情
って、多分とても温かい物なんです。私は物心ついた時には親がいませんでした」


エンデヴァー「....(親が、居ない?)」


茜「でも、他の人と触れて、温かい何かを感じ
て、尊さを知りました、貴方が見てるのは轟君で
あって、轟君じゃない」


エンデヴァー「.......」


茜「私、試合が見たいので失礼します」


これ以上言ったら、ダメな気がした








プリ小説オーディオドラマ