あなた「結局、見つからなかったな……。」
女バレ探しは諦めて、信介くんと来た道を思い出しながら家を目指す
はぁぁーーーーーっと、大きなため息が出る
女バレ見つけるどころか、
部活でバレーしてるところすら見れなかった……
ついてないな、今日……
信介くんと会ったので運使い果したかな
無事家に着き、時間を確認すると、まだお昼前だった。
駅のコンビニで買っておいたおにぎりで、少し早い昼食を済ませ、
部屋のの中を見渡す……
あなた『荷解きするか……』
つい出てしまったポルトガル語に自制をし、
部屋を自分好みに仕上げていく。
私はこれから一人暮らしだ。
広島に父の祖父の家、東京には母の親戚の家があるが、
どちらも頼る気はなかった
父も一人暮らしに賛成してくれた__
しかも普通に綺麗なマンションまで用意してくれていた。
防犯対策もしっかりしてるし、
交通アクセスも申し分ない、
日差しも入るし、
テラスからの景色も、4階だけどまあまあ良い
それに加えて2LDKの部屋だ……1部屋は和室になっている。
これ、きっと普通に1家族が住むような部屋だよね、、、
一人暮らしには広すぎる……嬉しいけどね
この部屋を用意してくれた父に感謝だなぁ
部屋作りを終えた私は、
最寄りのスーパーの場所や、定期的にしているランニングのコースを決めるため、
今度はちゃんとスマホを持って、出掛けた。
そしてその日は、疲れからか……ベットに入るとすぐに意識が遠のいた。
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母『あなた…こっちへおいで?一緒にパパの応援しましょう』
母『今日はあなたの好きなパイを焼いの!
ふふっ、、いっぱいあるから、、ゆっくり食べなさいっあなた』ニコッ
✘✘『あなた〜!!今日は何する??
バレーだよね?バレーするよね!?』
✘✘『僕はね、大きくなったらすごいバレー選手になるんだ!
それでね?
おなかいっ~ぱいになるまで食べて、今よりもずーっと大きくなって、、〜〜____________』
母『あなた…、、逃げなさいっ……!
大丈夫よ、、、ママもすぐ行くからね?ニコッ_______
っっ〜あなた、愛してるわ』
✘✘『____あなた……なの??……
ははっ……遅いよ、僕の方が……
バレー、、上手く、なってる、、かも…ねぇ?』
過去のあなた『ママぁ!!✘✘〜!!待ってっ、、、!行っちゃやだよ……
置いてかないでっっ!!_____
~~っっ私を……1人に……しなっいでよぉ、、、ママ~、、✘✘……〜~!_____』
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あなた「~っっ!ぅぅっ……」
ガバッ!!!!!!________
あなた「!!!はぁーっはぁーっはぁ、はぁ、っっ……」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。