第27話

History①ー4
1,023
2021/06/18 08:04



あなた「!!!」








いつものように、都内の外国人学校が終わって、すぐにクロ達と遊ぶため急いで家へ帰ると、



家の中から言い争っているような話し声が聞こえた


















そこには、私が大好きだった背中が、ここに居るはずのない背中があった




あなた『パパ!!!!』

父の胸の中に飛び込んだ。







落ち着く_____泣いてしまいそう……











あなたの父『あなた!お帰り!ごめんな……辛い思いをさせてしまって……』



母方の祖母『辛い思いなんて……!人聞きの悪いこと言わないでちょうだい!私たちはただこの子を羽芽家にふさわしくしようと_____』








あなたの父『それがこの子にとっては苦痛なんです。話は終わりました。これで失礼します。

さぁあなた、パパと一緒に帰ろう!また一緒に暮らそう。本当にごめんな……』










あなた『またあのお家で暮らせるの!?またパパと暮らせるの!?また……✘✘にも!』



あなたの父『ああもちろん、会えるよ。』



あなた『っっ!!___パパは……もう大丈夫なの??』



あなたの父『大丈夫さ、もうバレー選手では無いけど、今度は選手を支える、やり甲斐のある仕事もみつけたよ』




あなた(パパが元気に戻ってる、、!)













そう言う父は、横で騒ぐ人達を無視し、安心する笑顔で私の手を取った____


















____待って……じゃあ、クロとケーマは??












あなた『パパ!ごめん、ちょっとだけ待ってて!』




私は全速力で走り始めた、



行き先は______思い出が1番多い、あの場所。















言わないと……





伝えないと……













私、救われたよって、












短い間だったけど出会えて良かったよって


こんな私に、仲良くしてくれてありがとうって










伝えないと______








___2人にっ!






















黒尾「あなた!やっと来た!」


研磨「いつも1番乗りなのに、どうかしたの?」


黒尾「それよりあなた!1人時間差って知ってるかー??やってみよーぜ!」










あなた「っっ_______」



黒尾「……あなた??」














あれ、あれ?あれ??なんて伝えるの??






言葉が____出てこない




















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