第37話

うれしそう
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2021/06/24 09:22




治「バレーしに行くか??」










!!!!!!!!












あなた「いっ……いいの……!?!?」



角名「ちょっ!……治??」



治「おお、構わへんで」











やった!やった!!

バレーだ!久々の!!











あなた「行く行く!!」















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〜遡ること数十分前〜
角名side



治達と食堂に行ったら、いつもより人が多かった。



侑「うわっ!今日多いな!なんでや?」



治「知らんわそんなん、そや、羽芽あなた、俺らんクラスやったで、ブラジルからやと」



侑「ブラジル!?じゃあブラジル人なんか?」



治「いや、クォーターらしいで。あと、バレー部志望。」


侑「ほーん……サムの言うとった通り、やっぱ他の女と同じやったんやな、、」


治「なんやツム、寂しそうやな期待しとったんか?」


侑「そんなんとちゃうわ!!」







珍しい……あの2人が女子の話してるよ

内容は__まぁ、あの子に失礼だけど、仕方ないか。



角名「2人とも、気持ちは分かるけど、決めつけは良くないよ。少なくとも俺は、あの子は他と違う気がする……」



治「…………」



侑「角名、その期待辞めとけ」



角名「別に期待では……気がするだけだよ。」



銀島「なぁお前ら、なんの話しやそれ?俺置き去りやぞ……」












仕方なく購買でパンを買って治と教室に向かう

教室に入る直前、治はぼそっと呟いた


治「なぁ角名、俺も角名と同じ気ぃしとったんや」


角名「えっ……」









「なにっ、それ!!!」






教室前の廊下で、〝その子〟の声がした。




「〜〜〜バレー部〜〜……」

「〜〜宮治くん〜〜〜〜」







バレー部の噂かな?と思っていたら、


スタスタスタスタ……



一直線に窓際に向かってく治。

角名「えっ…!治??」







治「俺が何??」










何急に話し掛けてんの……びっくりしてるじゃん










その後、話していく中で、やっぱりあの子は他と違うと思った。

治もどこか嬉しそう。







あのバレーへの依存を見たら一目瞭然だよね

3歳からて……
父がブラジル代表選手て……
バレーしてたら心満たされるて……






何者?ほんとに。
























治「角名……角名!!俺とこいつ、バレーどっちが勝つと思うか!?」



角名「は??勝つって……」



あなた「だっ……誰も勝負するなんて言ってない!」


治「なら今から勝負や、サーブとカットで!」






なんでこの一瞬で仲良く?なってんの……

治が片割れ以外に熱くなるなんて珍しい







角名「今体育館向かってるじゃん、ちょっと落ち着きなよ。」



治「角名、聞いとらんかったんか??こいつ、バレーだけは誰にも負けんゆーたんで!」



あなた「だから……!バレーが好きな気持ちだってば、あと、こいつじゃない私。」



治「じゃあもうあなたでええわ、俺ん事も呼び捨てええで〜」








ガラガラガラ!!


治が体育館のドアを開ける






治「着いたであなた、はよネット張って勝負や!」











治、楽しそう……


話しかけること自体びっくりしたけど、普通に話してるし、あなたって言ってるし。








あの子も、思ってたより明るい子なのかな?

プレー見るの楽しみ……

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