私が関西弁を聞き取れるのには理由がある
私の父方の祖父が、ゴテゴテの広島弁なのだ__
祖母がブラジル人で、一家でブラジル住んでいたらしいが、祖父の広島弁が衰えることはなかった
発音は多少違うけど、耳を育てるにはうってつけだった。
実際、日本に来る前は祖父に日本語を教わった
そのせいか、
私は日本語でキレると口調が変わる____
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北「もう着くで__
ほら、あれや」
北信介さんの視線の先を見ると、すごく立派な校舎と門が見えた
あなた「わっ…………すごいっ……」
〝稲荷崎高等学校〟
と書かれた門の前まで来たが、本当に立派だ
これからここに通うのかと思うと、
いっそうバレーがしたくなった
あなた「あの、本当にありがとうございました」
北信介さんにお礼を告げ、
校内に入ろうとしたが、………………
北「おん、それはええけど…………こっからどこ行く気なん?? 場所分かるん??」
あなた「………………っ分かりません、すいません
職員室ってどこですか?」
なんで思ってたこと分かったんだろう……
というかすごく恥ずかしい
北「ふっ、……そうやろなと思うた、気にせんでええよ、ちゃんと最後まで案内したる」
そう言い、すごく優しい笑顔で微笑んだ
この人といたら私なんて霞んで見えそう……
あなた「本っ当に何度もすいません、、えっと、」
北「??……あぁ、そうやお互い、名前言うただけやったな、俺んことは何でも呼んだらええよ
俺は、……羽芽さんでええか?」
あなた「あ、えと、私の方が下なので、呼び捨てで大丈夫ですよ、…………あと、その苗字、あまり使ってなくて慣れないので……」
北「_ほんなら、お互い名前でええよ、よろしゅうな、あなた」
あなた「こちらこそっ…よろしくお願いします!
…………信介くん?」
北「ははっっ、、それでええよ」
名前呼びにテンパり、
それから数分後に、〝くん〟ではなく、〝さん〟
という選択肢があることに気づいた___。
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私のリア友に広島弁の子がいて、すごい可愛かったので入れてみました!
これから広島弁出てくるか………見どころですね!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!