第24話

History①ー2
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2021/06/16 09:05
あなた「ケーマ!クロ!、、!」

私はボールを頭の上に掲げ、バレーをしよう!とアピールする






黒尾「分かってるって!」


研磨「またやるの??」


黒尾「ほんとにバレー好きだよなー」







研磨「クロもでしょ……」


黒尾「研磨もじゃん」


研磨「…………」










あなた「バレー……すき、!」

私はキラキラと目を輝かせる







黒尾と研磨((!?!?/////))











すっかり打ち解けた私は、日本語も段々と覚えていった。




元々覚えは早いほうだ。

ブラジルの父の実家に行くと、祖母のポルトガル語、母の英語、祖父の独り言広島弁が行き交う、カオスな空間を過ごして来た。







そこで培った語学力を発揮し、恐ろしく理解が早い。











土日しかないクラブでは足りず、平日も近所の河川敷でこうしてバレーをしていた。




黒尾(ホントにあなたはバレーが好きなんだな~
ってか、上手すぎる!まじで俺の一個下か?)



研磨(ゲーム……したいけど、あなたとバレーするのも楽しい。見てて飽きないから)











3人とも技術はあったから、永遠にパスは続く









ネットもあり、スパイク、サーブ、カットの練習、
ジャンプサーブに挑戦したりと、3人で飽きることはなかった。






















楽しいのは、このバレーをしている時間だけ……




















あなた『……ただいま帰りました』







使用人「お帰りなさいませ、あなた様」



あなた『……』







ああ、嫌だ。



日本語が私に通じないと分かってるくせに、業務的に挨拶してくる使用人も__













母方の祖母『あなた、あなたまた遊びに行って……そんな時間あるなら、勉強の量、増やしますよ?
そもそも、この羽芽家の血を引いているのなら、もっと__________〜』






私の全てを決めつけ、家系の定めを押し付けてくるこの人も__。





















母『おかえり、あなた!まぁ!今日もよく遊んだのね。ふふっ』


父『あなた、おかえり、今日もバレーしたのかい?流石俺たちの子だな!』










泥んこになって帰る私を微笑みながら拭ってくれる母も、自慢の娘だと肯定してくれる父も






当たり前のようにそこにあったはずなのに




















私の居場所は_______??




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