第33話

命綱
1,023
2021/06/21 08:24



一ノ瀬「な、やっぱツインズ目当てなんか!?ブラジルから聞きつけて来たとか!?」





クラスの男子「まじか!ツインズすごいな!」

       「ほんま羨ましいわ〜!」



一ノ瀬「羽芽さんあーいうんがタイプなんか〜」
















え、ほんと何?……わらわらと男子が集まり、どんどん話が膨れてく







新条「それは流石にないやろ……」


藤咲「一ノ瀬、最初にそれは失礼すぎ。
まだあなた何も言ってないやん!」













2人がフォローしてくれてるけど……
私がなにか言わないと!





あなた「私、バレーが好きだからバレー部に入りたいだけだよ。……それと、そのツインズ?って何?」










一ノ瀬「え、知らへんの??ほんま?そーゆー作戦とかやなくて??」



藤咲「……!あんた、ホンマに……!」






あなた「っ……!」

キレる寸前のカヤを手で制する






あなた「あの、私はバレーボールがしたいから、バレー部希望なだけで……その、一ノ瀬くんが言ってるのはなんの事なの?有名人??」













一ノ瀬「バレーボールがしたい言うても……」




あれ?みんな眉をひそめてる……










新条「な、あなた、もしかしてあなたが言うそのバレー部て……」




あなた「??バレー部はバレー部だよ、排球部。」










藤咲「……男子バレー部??」









あなた「!?…なんで男子??女子バレー部に決まってるよ!強豪って聞いてるんだけど……」







もしかして人数制限でもあるのかな?


途中入部出来ないとか!?





















藤咲「あなた……うちの学校、









女子バレー部_________ないよ??」













あなた「……………………」














え?

は??

へ???










ない??存在しないってこと?







人数制限とか途中入部ダメとか、それ以前に、、



部活自体が……ないの??















新条「あなた固まっちゃった、、」




あなた「ないの?女子バレー部……」




新条と藤咲「「ないの!」」







信じきれなくてもう一度聞いたけど、2人に言いきられてしまった














女子バレー部は、ない……




ということは、私は













_____バレーが出来ない??












あなた「2人とも……私、死ぬかも……」













新条と藤咲「…………え!?!?」

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