一ノ瀬「な、やっぱツインズ目当てなんか!?ブラジルから聞きつけて来たとか!?」
クラスの男子「まじか!ツインズすごいな!」
「ほんま羨ましいわ〜!」
一ノ瀬「羽芽さんあーいうんがタイプなんか〜」
え、ほんと何?……わらわらと男子が集まり、どんどん話が膨れてく
新条「それは流石にないやろ……」
藤咲「一ノ瀬、最初にそれは失礼すぎ。
まだあなた何も言ってないやん!」
2人がフォローしてくれてるけど……
私がなにか言わないと!
あなた「私、バレーが好きだからバレー部に入りたいだけだよ。……それと、そのツインズ?って何?」
一ノ瀬「え、知らへんの??ほんま?そーゆー作戦とかやなくて??」
藤咲「……!あんた、ホンマに……!」
あなた「っ……!」
キレる寸前のカヤを手で制する
あなた「あの、私はバレーボールがしたいから、バレー部希望なだけで……その、一ノ瀬くんが言ってるのはなんの事なの?有名人??」
一ノ瀬「バレーボールがしたい言うても……」
あれ?みんな眉をひそめてる……
新条「な、あなた、もしかしてあなたが言うそのバレー部て……」
あなた「??バレー部はバレー部だよ、排球部。」
藤咲「……男子バレー部??」
あなた「!?…なんで男子??女子バレー部に決まってるよ!強豪って聞いてるんだけど……」
もしかして人数制限でもあるのかな?
途中入部出来ないとか!?
藤咲「あなた……うちの学校、
女子バレー部_________ないよ??」
あなた「……………………」
え?
は??
へ???
ない??存在しないってこと?
人数制限とか途中入部ダメとか、それ以前に、、
部活自体が……ないの??
新条「あなた固まっちゃった、、」
あなた「ないの?女子バレー部……」
新条と藤咲「「ないの!」」
信じきれなくてもう一度聞いたけど、2人に言いきられてしまった
女子バレー部は、ない……
ということは、私は
_____バレーが出来ない??
あなた「2人とも……私、死ぬかも……」
新条と藤咲「…………え!?!?」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!