第57話

デジャブ
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2021/07/07 08:57
Noside







赤木「ん?治、お前の片割れどこいったん??」


治「??俺知りまへんよ。」




銀島「そういやさっき、マネと水道行きよったで」



治「は?アイツがあなたと?嘘やろ」



北「そろそろ始めるで……まだあなた帰ってきてないんか?」



治「ツムがあなたの邪魔しよるらしいっす」


北「??どういうことや?」










侑「なんやて!?俺よりバレー上手い言うんか!?



あなた「だから……!そーじゃないって…



侑「勝負やあなた!俺のサーブ取れるんやろ!?



あなた「なんで勝負!?侑くんがどのぐらいって聞くから……












尾白「おっ、侑おった。って、あいつら、いつの間に仲良うなっとん」


治「あいつほんまに邪魔しよるし」




角名(なんかデジャブ……)










そこには満タンのジャグを持って、勝負を挑む侑と、必死に弁解するあなたの姿があった。




























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侑「後で泣いても知らんからな!!」


あなた「!?泣かないよ!ていうか、負けないよ?」


侑「っ!!覚悟しとけ……」





なんかデジャブ……




ほんとに双子なんだなって思う。

似てるのは顔で性格は全然違うと思ってた。






北「お前ら何言い合っとんや」


侑「北さん!俺ら勝負する許可ください!」


あなた「だからなんで勝負なの?普通にバレーしようよ!」









尾白「まてまて!まずお前ら何があったん??」








水道で、私はどのぐらいバレーできるかって聞かれ、答え方に迷った。



どのぐらいとは??ってなった。





だから、侑くんがわかりやすいように、


〝侑くんのサーブをレシーブできるぐらい〟



って答えた。









そして、今に至る。









そのことを皆に伝えた。










尾白「……どっちもどっちやな。」


赤木「侑のサーブ取れるとは……また大胆発言したなぁ!」





治「は??お前もっと上手いやん。」



「「「!?!?」」」



治「あなた、はっきり言うたれ!ツムより上手いって」




侑「!?なんやてサム!!お前俺があなたに負ける思うとるんか!?」



治「そう言うとるやろ!なんならプリン賭けてもええで」



侑「!!っ乗った!!」










双子の言い合いは、テンポが凄くいい。










北「勝負は好きにせぇ、話は練習が終わってからや。

もう練習始めるで!」




「「「うっす!」」」


みんながテキパキと動き始める








私もマネ業に戻ろうとすると、




治「ツムにあなたの本気かましたれ!」




と、普段無表情の治が、子供のように無邪気に笑った。









あなた「っ!!/……うん!」
















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