第10話

校内巡りという名の
1,153
2021/06/11 12:01
学校の校長先生と、担任になる先生との面談も無事終わり、これから何しようかと考えていた





いや……今日は大人しく帰ろうかな

スマホ忘れたからまた道に迷ったら大変だ。









私は学校内を少し冒険してから、家に帰ることにした









…………バレーがしたい、バレー部やってるかな








バレー部の体育館を探すついでに、他の部活も見ていた









生徒「なあなぁ、あの子……!めっちゃ可愛いな!!

生徒「ほんまや!なんや??芸能人??





……少し視線を感じるが、〝ハーフ〟とか〝転校生〟とかそんなワードが聞こえる


これ気にしてたらキリないな……














みんな生き生きしている_____ 。


みんなそれぞれしっかりした靴履いて

機能性に優れてそうな服を着て

誰一人として飢えて痩せこけた人もいない

幸せに生活してきた人達の顔だ







この人達は、嫌いなものがどのぐらいあるのだろうか_____。


何も知らず、生きてきたのかな……、、














〝あの日〟のことがフラッシュバックする












あなた「〜〜~っっ、、、」



やめよう、自分が苦しくなるだけだ

もう何日間もバレーしてないから、思い出してしまうんだ、言葉に出来ないぐらいの負の感情が湧いてくるんだ……









あなた「すぅーーーーー、はぁーーー……」















よしっ!、、





深い深呼吸で気を紛らわせ、自力で思考を妨げた














体育館らしき建物を見つけ、自然に早足になる



中を覗くと、バスケ部が男女でコートを分け、そこにバレー部はいなかった










どこでやってるんだろう……今日は休みとか?





早足のまま足を進めると、またも体育館らしき建物を見つけた

小窓から中を覗くと、バレーのネットとボールがあった







やっっ、、と見つけた!!









けど部員らしき人は見当たらず、女子バレーにしてはネットが高すぎる、、

ここは男子バレー部か……











その後も校内を一通り巡ったが、見つからなかった









校内巡りという名のバレー部探しは、なんの収穫も無く終わった


























----------------------------------------------------------

治side


「侑!!治!!お前らどこまで行くねん!!!

とばしすぎや!!!短距離走やないんぞーー!!!!」










治「はぁっ、はぁ……はぁ……俺の勝ちやな……」


侑「はぁ!?何言うてんねんっっっ!!はぁ……はぁっ、、どう考えても俺の勝ちや!」






角名「どっちでもいいでしょ、、」

治&侑「「ようないわ!!!!!」」







北「これはロードワークや、勝負やない。
体育館戻るで、、ちゃんと息整ええや。」












いつも通り、俺の片割れとの競走……いや、ロードワークを終えて体育館に戻りよった











ふと、今日の朝のことを思い出した___







北さんがあんなに女子と話しとるとこ、初めて見たな……

彼女やなかったんは、、ちぃと残念やけど





サムに自慢するんには十分や









生まれも育ちも日本なやない言うてたけど、
どっから来たんやろなぁ



同じ学年らしいから、そのうち分かるやろ……











それにしても、えらいべっぴんさんやったなぁ
ハーフっぽいんで新鮮やったのもあるけど……






なんか、透明感?が凄かった





特に目やな、

吸い込まれそうな……全部見透かされそうな……



とにかく綺麗やった




















あの子も、、、他の女と同じなんやろか。





















━━━━━━━━━━━━━━━


長くなりそうなので一旦切ります!
次話も治sideから始める予定です!






読むの大変ですよね💦
適度に目は休めてくださいね😅

プリ小説オーディオドラマ